- Amazon.co.jp ・電子書籍 (106ページ)
感想・レビュー・書評
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夢野久作版・不思議の国のアリスのような作品。しかし最後の教訓が当時の日本らしい。
人とは気軽に話せるほうがコミュニケーション上、有利だとも言えます。
しかし、口は禍の元とも言います。余計なことを言って台無しにすることもあり得ます。
だから程度が問題なのでしょう。
『三四郎』な人生論
夢野久作全集2【ReadingX】(前半)
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夢野久作と身構えていたけど、思っていたよりマイルド。
とは言え、気持ち悪い描写は流石という感じ。 -
意外なことにかわいいおとぎ話。
もっと、残酷な話かと思っていた。 -
『少女地獄』風のお話かと思ったら全然違った。なかなか楽しい。
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■書名
書名:オシャベリ姫
著者:夢野 久作
■概要
幻想性の色濃い作風で知られる昭和初期の作家、夢野久作の中編小説。
初出は「九州日報」[1925(大正14)年]。22回にわたって連載。
「九州日報」に発表された夢野の童話の多くは短編小説だったが、
本作は珍しく中編の長さを持つ。オシャベリ姫は生れつきたいへん
なおしゃべり。朝から晩まで誰かに何かしらしゃべっていなければ
落ち着かない。ある朝、姫は、両親の王様とお妃様相手に奇妙な話
を始める。
(From amazon)
■感想
童話なのかな?
児童書なのかな?
不思議の国のアリスに少し影響を受けていそう。
「嘘とおしゃべり」を軸にした物語です。
物語のテンポもよく読みやすいです。 -
夢野久作さんの童話シリーズ(子どもでも楽しめそうなお話)のひとつ。素敵なお婿さんが現れる前兆といわれる良い夢の話をペラペラと侍女たちに話したが為に、王様(お父さん)の命令で牢屋に閉じ込められたお姫様のお話。カエルの国や口なし人間たちのすむ国を通り抜けて最後にたどり着くのは…?しゃべっちゃいけないとわかっていながらついつい口を出てしまう言葉によって呼び起こされる災いをどう切り抜けるのか…?童心に返って、最後までわくわくしながら読みました。
著者プロフィール
夢野久作の作品





