如是我聞 [Kindle]

著者 : 太宰治
  • 2012年9月27日発売
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (24ページ)

如是我聞の感想・レビュー・書評

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  • Kindle版共感と違和感が半々くらい。書き手の立場にあれば言いたいことは分からないでもないけれど、この文によると当時、高い評価を受けていた?主流派の志賀直哉に対するディスり。作家同士の批判合戦の只中の文のようで、シンプルに太宰や志賀の作品を楽しみたい人には雑音かもしれない。自殺した太宰治の言うことは聴いていいのかどうか微妙だと思っている。ここで芸術について、命がけだと言っている。志賀らはお気楽で真の文学ではないというような話だが、そんなこと言うから最期死ぬことになったのではないのかと思う。だとしたら、そこは差っ引いて作品を読みたい。作者に死んでほしくないし、生きるために芸術はあるのだと思う。そのへんの感覚みたいなものが自分とは違うのかなと思った。作品は好きですけどね。

  • 「も少し弱くなれ。文学者ならば弱くなれ。柔軟になれ。お前の流儀以外のものを、いやその苦しさを解るように努力せよ。どうしても、解らぬならば、だまっていろ」。

     芥川の苦悩「日陰者の苦悶。弱さ。聖書。生活の恐怖。敗者の祈り」。

     自分を認めない大学教授、志賀への執拗な攻撃。もはや病的ともいえるほどの怒涛の毒舌。既に内なる怒りを自分でも抑えきれなくなっていたのだろう。

     原動力は生来のエネルギー。持っているエネルギーが低ければ、違った人生を送っていただろうと思える。

     ここには父権的なものへの根源的恐れと希求を背景とした、激しい嫌悪がある。

     返す刀で、一般人は無学だと切り捨てる。

     弱さを理解せよ、と言うが、自身が理解していたのは、弱さ全般ではなく、己の弱さのみではなかったか。

     己が特権的地位を手にできない憤懣。時に社会制度、体制と重なる部分はあるので、革命へ向かったように見えるが、実はたんに己を抑圧するものを取り除きたいだけだったのではないか、とも思えてくる。

  • 鬼気迫る「志賀直哉許すまじ」の一心。素晴らしい。

  • 太宰の魅力は、そうだねそうだねと相槌を打ちながら、まぁお茶でもと言ってあげたくなるような人格だと思うのです。

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