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感想・レビュー・書評
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茶の歴史、茶の作法、日本文化などを網羅的に解説、特に当時の時代背景からなのか西欧との比較も交えているなかでいかに優れた文化なのか解き明かす。
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茶道だけではない。美意識というものについて。
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西洋哲学、現代思想ひっくり返してかじったり舐めたりした挙句全くたどり着けなかった「審美」という真理に、驚くほど近づいた書であった。答えは「茶」そしてそこへの太い道程としての「禅」にあったのだ。何度でも読み返す価値がある名著。
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12/30
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・文章が美しくて至福。
・茶道のことだけ書いてあるのかと思いきや、茶道に影響した他の文化の記述が多い。お茶の歴史やら花道やら道教やら。
・道教→禅→茶道、っていう流れの説明が特におもしろかったな。
・利休の最期で〆るのかっこええ。 -
もともと英語学習のために英語訳版の「茶の本」が読みたくて、とりあえず日本語版を読んでみました。
昔の文章なのでちょっと読みづらいなと思うところもありましたが、道教→禅の発展など、日本人の教養として知っておくべき知識が書いてありました。海外に留学などするまえにいちど読んでおくと役に立つ時がきっとくるはず。そういう意味でも日本人が読んでおくべき本だと思います。
最後の千利休の自害の話が特に印象に残りました。日本人として功績のあった人物なのにも関わらず、嫌疑があるというだけ簡単にで死刑を言い渡されてしまった利休。時代とはいえ現代では考えらられない仕打ちに対する憤りと共に、それでも静かに死を受け入れ美学を通した千利休を日本人として誇りに思いました。こういう人物が日本にいたということを世界の人に伝えられるようにしたいと思いました。 -
ソーントン不破氏訳本を読了。
非常に観念的だが、口語訳がわかりやすかった。 -
流し読み。
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茶の成り立ちからその発展、日本文化と西洋文化の比較、日本文化の優位性、美意識について語られている。茶についてここまで深く考えたことがなかった。家父長ごとに家を建て、壊していくという文化があるから伊勢神宮の20年に一度の遷宮につながっているという意見は面白かった。