出家とその弟子 [Kindle]

著者 :
  • 2012年9月27日発売
4.80
  • (4)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 27
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (223ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ★4.5だが、拾い物の意味も込めて。
    これは世界で通用する内容かと、日本土着を超えた普遍性がある。惜しむらくはあまりに綺麗すぎて、堕ちていく感覚が不足していること。善鸞の描き方など、もっと書き込める部分があるなぁと思い満点とはいかず。
    でも青空文庫で何気なくチョイスしたものでしたが、これは良かったですわ。

  • 再読。
    改めて自分の罪の意識を心に留め、隣人への愛情を見直し、無宗教ながら、祈る気持ちを新たにした。

  • 親鸞と弟子唯円を中心とし、「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」を信じた僧を描いた脚本 でも、一番魅力的なのは、その教えを信じ切れずに苦悩する、親鸞の息子の善鸞。親鸞の臨終に際しても、「教えを信じているか?」と問われると、苦悶の表情で「「信じきれません」と告白する、その正直さと、苦悩の深さ。
    人間の業と救いという永遠のテーマを描いて、古びていない。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1891年広島県生まれ。旧制第一高等学校を病気のため中退。大正期の人道主義的文学を代表する。1943年没。著書に『出家とその弟子』『愛と認識との出発』『絶対的生活』など多数。

「2018年 『新版  法然と親鸞の信仰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

倉田百三の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
高神 覚昇
永井 荷風
田山 花袋
国木田 独歩
太宰 治
中島 敦
遠藤 周作
小泉 八雲
太宰 治
森 鴎外
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×