蟹工船 [Kindle]

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  • 2012年9月27日発売
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  • 蟹工船での極めて過酷な労働環境を生々しく描く。後半で漁夫たちは横暴に振る舞う「監督」に対してストライキを起こすが、失敗。それでも労働者達の闘志は消えず、失敗を糧にして一致団結し、最終的にはストが成功する(補足においてごく簡単に触れられるだけだが)。

    漱石の「坑夫」を読んだのでそのついでに、とプロレタリア文学の代表作であるこの作品を読んだ。確かに、激動の時代の中にあってこのような作品が生まれたことの意義は大きいと思う。しかし、いかんせん文章がわかりにくい。特に語りの視点が次から次へと入れ替わるのは読んでいて疲れるし、誰が何をしているのかつかめないことが多々ある。「坑夫」と比べると、小説としてはどうしても見劣りしてしまう。

    あと、「」が多用されていて妙に気になる。

  • 支配する側とされる側の力の差が圧倒的に大きすぎる、このストーリーの時代に生まれなくて良かった。

  • 言わずと知れた、有名本。この本を褒めたら共産党員だと叩かれる、なんて書いてあるのも見かけたけど、まぁ、もっとそっちよりの小説は現代の方がいっぱいある気もするわなぁ。
    でもまぁ共産主義云々を別にすれば、というかその部分があるというだけで、割と普通の僕らの七日間戦争おっさんバージョンで、皆で頑張ろうぜっていう青春映画っぽいんだけど、最後の最後、ストを経験した人々を警察や各界に送り込んだって記述がまぁヤバイよね。これが草ってやつか。
    でも蟹取るのって大変なのね。これからはもっとありがたく食べよう。

  • 「おい地獄さ行ぐんだで!」  二人はデッキの手すりに寄りかかって、蝸牛が背のびをしたように延びて、海を抱え込んでいる函館の街を見ていた 位置5

  •  「蟹工船」は代表的なプロレタリアート文学と言われ、最近の不景気で再び人気になったもの。とりあえずソフトに付属した書籍データの中に含まれていたことと、あまり長くもない作品ということで実験的に読んでみました。

     以前はこういう電子機器で読書なんてしにくいだけだと思っていましたが、実際に読んでみると意外と違和感もありません。字の大きさも変えられるので、最大にすれば揺れる電車の中で読むのにも適しています。データを購入してまでこれを使おうとは思いませんが、青空文庫のリーダーとしてはかなり良い感じです。

     作品の内容としては、予想外に政治色が強かったことが印象的です。学校で習った時には、労働者の過酷な生活を描写したという点が協調されていた記憶がありますが、後半では赤化された彼らが団結して闘争を始めるわけです。この部分は学校ではどう扱われていたのでしょうか。

  • グウの音も出ない。

  • 資本家にとっては労働者は人間ではなく生産物に関わるモノでしかないという感覚は、現代のブラック企業にも通じると思いました。国家権力は資本家の味方で、為政者とその周辺に人としての縁がなければ、存在しないも同然。生きづらい世の中です。

  • 彼等はその何処からでも、陸にある「自家」の匂いをかぎ取ろうとした。乳臭い子供の匂いや、妻のムッとくる膚の臭いを探がした。
    今、殺されているんでねえか。小刻みによ。

  • あまり好きではなかった。詰まらないとかではなく、過酷な労働環境を強いられる登場人物に自分を投影してしまったからだと考える。船内では絶大な権力を振るっていた(共産主義者にとってのブルジョワである)「監督」が惨めな終わりを迎えているところも、どことなく陰鬱な雰囲気を漂わせている。
    共産主義の理想のみを文体におこしたのではなく、でも現実はこうしないといけないよね、といった小林多喜二の考えも反映されている気がして、バリバリの思想小説をはまた一線を画しており、そこは受け入れやすかった。

  • 冒頭は退屈だったが、すぐハマった。プロレタリア革命万歳。資本家は全員クズだ!

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