正義と微笑 [Kindle]

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  • 2012年9月27日発売
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (118ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 正直に言えば最初はよくある、昔のインテリ野郎はだいたいプライドが高くて面倒くさくて、でもって最後は言い訳しながらモヤモヤして終るんだろ?とか思っていたのです。
    それがまぁ、意外や違うのです。確かにスカしたいけ好かないやつではあるけど、割とむかつくタイプかもしれんけど、プライドを持って生きていくのも悪くないのかもしれん。最初からあきらめてしまうより、よっぽど。
    と言ってもでも自分は無理だわ。あくまでも卑屈に姑息に生きていく。それもまた人生。

  • 智慧の実は、怒りと、それから、孤独を教える。
    小人の日常生活の苦闘にも尊いものがある筈だし、
    お互いに、これから、うんと勉強しよう。日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。
    忍苦は、人間の理性を磨いてくれるものだ。
    ただやたらに部屋の整頓
    思いがけない事ばかり、次から次へと起ります。人生は、とても予測が出来ない。信仰の意味が、このごろ本当にわかって来たような気がする。毎日毎日が、奇蹟である。いや、生活の、全部が奇蹟だ。
    まじめに努力して行くだけだ。これからは、単純に、正直に行動しよう。知らない事は、知らないと言おう。出来ない事は、出来ないと言おう。思わせ振りを捨てたならば、人生は、意外にも平坦なところらしい。

  • 太宰治というのは、ニヒルでどっちかというと暗いイメージであったのだけど、コレはいつもの太宰節は変わらずして、それでも明るい青春群像だった。そしてとても気持ちよく良い話だった。たくさんラインを引いた。主人公がキュートでたまらなかった。

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著者プロフィール

1909年(明治42年)、青森県金木村(現五所川原市)生まれ。本名、津島修治。東大仏文科在学中に非合法運動に従事し、やがて本格的な執筆活動へ。35年、「逆行」で第1回芥川賞の次席となり、翌年には処女作品集『晩年』を刊行。以後「走れメロス」「斜陽」など多数。

「2018年 『津軽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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