- Amazon.co.jp ・電子書籍 (72ページ)
感想・レビュー・書評
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このタイトルは意味があってつけられたのでしょう。
北九州のとある農村 漁村が舞台。
当時は斬新奇抜であったであろうストーリー。
夢野久作の虜になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夢野久作の作品の中でも外せない、純粋なる狂気をヒシヒシと感じる短編集。新聞記者という経歴を生かして、それをあくまで「田舎の事件」に落とし込むところがもう好き(笑)。だからか、リアリティがあって(てかリアル)、読んでてクスってなるよりはゾクッと震える感じに近い。ブラックユーモアと言っていいのだろうか?
頭のネジのズレた人が沢山出てきたり、下品で卑しい感じとか、純粋な狂気の沙汰とか、危険な好奇心とか……かと思えば村八分的な団結力も見せたり、暖かいコミュニティがあったりもする……。それらも全部含めて、やっぱり人間って怖いなぁ……と腑抜けた感想に至りました。
やっぱり衝撃的だったのは『夫婦の虚空像』『郵便局』『赤い鳥』とかかなぁ -
九州各地の実話を元にした短編集。
全体を通して不思議な雰囲気がある作品だと感じた。 -
絶妙にズレていて絶妙に狂気があって、なんとも不思議な気持ちにさせられるお話でした。
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三面記事の寄せ集めみたいな作品ですが、それがかえって斬新に感じます。夢野久作は新しい表現に挑戦していたんだなあ。
https://sanshirou.seesaa.net/article/491985233.html -
昔の田舎ならではの事件ですね。
とにかく色んな騒動が書かれています。でも、今もそうかもしれないけれど、昔の人の貞操観念ってどうなってたんでしょうね。今なら懲役喰らうクラスの犯罪です。
そう考えるとのほほんとは読めなかったなぁ。 -
ひたすら後味の悪い短い話が綴られている。
作者曰く、実際にあった話を元にしているらしいが、そのためかあまりストーリー性がない。
「兄貴の骨」だけは、物語らしくよくできた話だった。 -
変に愉快。『スウィートポテトー』って…。