神州纐纈城 [Kindle]

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  • 2012年10月1日発売
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (427ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    様々な登場人物の目からつづられる摩訶不思議で不気味な物語。
    仮面の主が妻と弟の恋に絶望して恨んで、、纐纈城にこもって人を殺しその血を絞って布を染め上げた理由は?
    顔も知らない父母叔父を訪ねてはるばるやって来たものの無実の罪を着せられて殺されかけた(一応)主人公、庄三郎の消息は?
    この世で一番の極悪人の面を彫らないと俗世に帰れないと孤独で居続ける月子の運命やそうなった経緯、過去とは?
    更にその月子を姉と慕い暮らし始めたもののこれからどうしようかと考えてて越後にいこうと決めた庄三郎の従兄弟の行方は?
    色々と未解決で伏線が回収されないまま未完となっている作品。
    それでもその世界観に引き込まれて最後まで一気に読んだ。面白かった。

  • 夢の中を歩いているかのような読後感。
    続編が無いのが悲しい。

  • 初めて電子書籍で長編小説を読破。
    iPhoneでkindleアプリを入れて、チョコチョコ読んでいき、
    やっと読了しました。版権が切れているので無料です。

    で、内容ですが、伝奇小説の傑作とされているだけあって、
    非常に面白かったです。通勤の行き帰りで読んでいたため、
    あまり進まなかったのですが、読むたびにグッと引き込まれました。

    人の生き血で染めた纐纈布と、それを作っている纐纈城と
    怪しい城主、それを取り巻く様々な怪人物、剣豪、悪人。

    色々なネタがこれでもかと語られ、絡み合っていく。
    確かに、他の人のレビューにあるように、
    細かいところで破綻もありますが、それを補うだけの怪しさ。

    伝奇ものに興味のある方にはお勧めです!!

    でも、ご存知かもしれませんが、
    全くの未完であり、本当にいいところで終わっています。

    伝奇小説は、話が発散している瞬間が一番面白いと
    言いますが、まさに地で行っている作品。

    多分、完結していたら、もっと評価が低かったのかも。

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