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感想・レビュー・書評
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これは面白い!甲賀三郎の大正13年の本格探偵小説です。関東大震災後の東京渋谷の高台にある街で起こった放火殺人事件は、二重三十重に組み込まれた犯罪計画と偶然の出来事が絡み合った驚くべき事件でした。放火犯と殺人犯、探偵と怪盗、ドンデン返しで解き明かされる本編は、巧妙な入れ子構成と仕掛けられた謎にまんまと嵌められながら、爽快な結末が待っていました。
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震災後の昭和初期、きな臭くなってきたご時世を象徴するかのような自警団(夜警団)の会話から始まる。夜明け近くに起こった火事と殺人事件の謎。未解決の宝石強盗事件との関連ある容疑者が犯人なのか?ラストの意外な犯人と事件の真相は甲賀三郎らしい本格探偵小説の醍醐味を味わえる。
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