死体蝋燭 [Kindle]

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  • 2012年10月1日発売
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感想・レビュー・書評

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  • なかなか面白かった。
    和尚さんの泥棒を撃退するための作り話。
    なかなか和尚さんの話は、真にせまるものがあり、ホラー短編小説としてはかなり出来の良いもの。

  • 脂肪の燃える匂いというか、髪の毛を電気ストーブで燃やした匂いが好きだったあの頃。気持ちは分かる

  • タイトルがタイトルだから住職の話を本気で信じたし最後の種明かしで小坊主と同じぐらいほっとした
    おかげで短さに反しておもしろかった

  • 暴風雨の夜、本堂の阿弥陀如来の前で蝋燭を灯し、小坊主の法信に秘密の話を語りだす和尚。
    聞けば、和尚は人肉の焼ける匂いに魅入られ、法信の前に寺にいた小坊主の遺体を蝋燭にして少しずつ燃やしていたという。
    その蝋燭も今使っているこの一本でおしまい。次は小坊主の法信を殺して、蝋燭にしたいと言い出す……。

    実はこの話は本堂に潜んでいた泥棒を驚かすため、和尚がでっち上げた話。
    法信も怖がるが、泥棒ももっと怖がって逃げていく。

    余談ですが。
    「泥棒を脅かすためだったんですね。良かったぁ……」
    「ふふふ、これで邪魔者はいなくなった。法信、儂の蝋燭になってくれ。良順の炎が尽きる前に」
    とかいう続きを勝手に妄想して楽しみました。

  • 話そのものは日本昔話のような話なのですが、肉感的な比喩のためかぞくぞくしながら読み進められます。嵐で啜り泣くような声を発する寺で、恐怖のあまり水飴のように蹲る小僧。
    小説ならではの比喩表現による演出が上手い作家だと感じました。

  • ははぁ、そういうオチできましたか

  • グロテスクな表現が満載でワクワクしながら読了と同時に見事に騙され、やられた。これは良いホラー小説である。人間の脂肪で蝋燭を作る和尚。実在したら怖いなとすら感じた。

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著者プロフィール

推理小説作家。東京大学医学部卒、医学博士。1890-1929.医学的・心理学的知見を駆使した作風で屹立。代表作に、「痴人の復讐」「恋愛曲線」「闘争」など。

「2017年 『疑問の黒枠』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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