黒髪 [Kindle]

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  • 2012年10月1日発売
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感想・レビュー・書評

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  • ストーキングしてるひと、アホの子なのか、サイコパスマンなのかよくわかんなかった。あんなに小馬鹿にされてるのに!?
    連作なの?他の読まないとだめ?読んでもだめ?

  • もう秋江さんに慣れてきたのか、スラスラ楽しく読める。
    「別れた妻」シリーズよりスッキリしてる。京都が舞台なのもいいのか。京都弁の出てくる小説をあまり読んだことがないが、とてもそのままの京都弁のような気がする。
    突然終わってしまったので、早く続きを読もう。

  • 「黒髪」「狂乱」「霜凍る宵」読了 え?これで終わり?と思ったが、やはり続きがあったのか・・・

  • カリスマストーカー近松秋江の黒髪三部作第一部。「その女は、私の、これまでに数知れぬほど見た女の中で一番気に入った女であった」←すべてはこの一言に尽き る。祇園の芸妓に惚れて何年も貢ぎ続け、年季明けには一緒になれると信じている主人公は真心(重め)を込めて尽くすが女の真意がわからない。いやそれさぁどうみ ても脈ないでしょ玄人に貢がされてるだけでしょって誰もが思う状況なのに、女の思わせぶりな態度や言葉にすがる姿は滑稽で哀れ。しかし本人そんなつもりないか ら、差し挟まれる京都の四季や京女の曖昧な余韻がやけに美しい。

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著者プロフィール

(ちかまつ・しゅうこう)1876~1944
岡山県生まれ。本名は徳田浩司。初め徳田秋江を名乗ったが、敬愛する近松門左衛門にちなんで改めた。東京専門学校(現在の早稲田大学)在学中に「読売新聞」の文学合評に加わり文筆活動を開始。卒業後は博文館、東京専門学校出版部、「中央公論」に勤務するも、短期間にとどまる。小説家としては『黒髪』の連作や『別れたる妻に送る手紙』などの「情痴小説」の書き手として知られる。また大正末期には『子の愛の為に』をはじめとする「子の愛物」を執筆。昭和に入ってからは『水野越前守』などの歴史小説も執筆した。随筆、紀行文も数多く手がけている。

「2022年 『小説集 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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