- Amazon.co.jp ・電子書籍 (448ページ)
感想・レビュー・書評
-
この小説の主人公 伸子は、作者 宮本百合子自身なのです。
父と供にアメリカへ遊学していた頃に、日本人男性 佃と恋に落ちるのだが、様々な人達からの猛反対にあう。
今では歳の差婚はざらにいるけど、約一世紀前だと異質なカップルになってしまっていたようだ。
それでも、異国で愛を育み一緒になり、日本で結婚生活をはじめるが前途多難。
この宮本百合子の自叙伝は、既婚未婚関係なく女性にお奨めしたい。
伸子目線で何を思うか?
佃目線で男性が読むのもいいけど、伸子の母親のキョーレツな反感に耐えられないかもしれません(涙)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
プライドだけは高く、それにしても、基本的には小心者で、自分からは何も切り出せないにも関わらず、そんな自分を全面的に承認してもらいたいというような夫である佃の気持ち悪さが、よく伝わってきた。特に、最後、伸子に泣きつく佃の姿は、本当にいたたまれない。
次第に歪んでいく夫婦関係に生々しさがあった。 -
とにかくしんどかった 心がヒリヒリした
全3件中 1 - 3件を表示
宮本百合子の作品





