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感想・レビュー・書評
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貧しい小作人ばかりの村で、地主の親類として過ごす夏。小作人の暮らしを良くしようとお金や着物をあげても、感謝するどころかつけあがる彼らに困惑し、時に自らの未熟を恥じ、それでもこの現実を向上させたいという希望を持つ。生身の登場人物の卑しさと汚さ、それに対峙する自分の心の揺れが素直に表現されている。
風景を、心情を、ある意味緩急なく、丁寧に丁寧に書いているという印象を受けた。ほぼ100年前の小説なので表現と思想が若干古い。
当時作者は17才だったのか…詳細をみるコメント0件をすべて表示
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