瓶詰地獄 [Kindle]

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  • 2012年10月1日発売
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レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (11ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 海難事故に遭った兄妹が南の島に漂着し、苦悩する話。

    漂着した当時は子供だったが、長い月日が経つにつれて二人の肉体が成熟してくる。
    兄は美しく成長している妹の姿に困惑する。
    そんな妹も兄を意識している。

    これが兄妹の関係ではなく、恋人同士ならパラダイスだろうに。

    孤島で生きていくには、動植物たちと同化し、野生化すれば楽なのだろう。

  • 『ドグラマグラ』で有名な
    夢野久作の短編。
     
    無人島に残された兄妹。
     
    ボトルレターに残された3通の手紙。
     
    最後に読まれる手紙が切ない。

  • 夢Qってもしかして妹萌えなん? 読解力が低く、無批判で読んでしまったため、シスコンの話だとしか思わなかった。 この感性の浅ましさ…………恐ろしさ…………。 ネットで調べたら、納得。男女、楽園、聖書、神、信仰…。でも、アヤコの性別解釈は深読みしすぎでは。

  • 無人島で兄妹…一線を越えたくて越えられない悩み、かぁ。昔からこういう設定あるんだね。

  • 短編で30分かからずに読み終わると思います。

    ラスト数行で鳥肌が立ちました。。

  • ごくごく短い短編。まあまあ。

  • 初夢野久作。 時系列を瓶の開封に任せる事によって掻き混ぜている手法は実に面白い。手紙の発見報告からの展開もとても面白い。

  • 『瓶詰地獄』>夢野久作 青空文庫にて無料( http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/2381_13352.html )
    文庫10ページ程の極めて短い作品ながら1928年の発表以来約100年に渡り考察がされ続けている掌編。物語は書簡形式をとっており、作品は無人島に漂流した兄妹が瓶に込めて放ったたった三通の手紙のみで構成される。
    この三通の手紙という限られた情報には最大限に謎が詰め込んであり、「最も新しい手紙」から内容が明かされることによる意図的な矛盾が解釈を幾重にも分岐させる。
    瓶詰めの書簡に込められた地獄の真相とはーー。

  • 無人島で!男女二人きりで!ってなったらもうエロい想像しかできないっていうか、今誰かこんな話かいたらさすがに編集さんに却下されること間違いなし。
    まぁでもそこは最後にそんな甘くないわーって感じさせるエンドは、エロい妄想にふけりまくっていたところにがつーんと来るというか、それはそれで妄想膨らみまくりで、これはもう教科書に載せてこの時の二人の気持ちを考えてみましょうって問題を出してみたらきっと楽しいに違いない
    しかも島では虫の心配もないし飯も十分って。もうちょっと出木杉君ではないか。いやー、虫の心配がないって良いよね。

  • キリスト教関連の教養がこの作品を堪能するための前提かも。ホラーと銘打っておりますが、そうでなければ腑に落ちない。つまりは当方の無教養ぶりを露呈しているだけの感想めいた戯言な訳です、はい。

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著者プロフィール

明治22 (1889)年1月4日福岡に生まれる。本名杉山泰道。幼名直樹。法号萠圓。父杉山茂丸は近代における政界の黒幕といわれた。旧制修猷館中学を卒業後、近衛歩兵連隊に入隊。慶応義塾大学に入学後、大正2(1913)年に中退。放浪生活ののちに出家し、僧侶となる。大正6(1917)年に還俗し、父の出資による農園を経営する傍ら執筆を開始。結婚し、喜多流の謡曲教授となる。大正8(1919)年に九州日報に入社、記者となる。大正15 (1926)年に「あやかしの鼓」を発表し作家活動を始める。昭和10(1935)年「ドグラ・マグラ」を出版。昭和11年(1936)3月11日逝去、享年47歳。

「2019年 『定本 夢野久作全集 第6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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