ああ華族様だよ と私は嘘を吐くのであった [Kindle]

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  • 2012年10月1日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 横浜界隈を外人の友人と遊び歩くなんて、随分とハイカラだなぁ。

  • 短く、設定を掴みきれないながらも、
    最後の文章でなるほどな、と思えた。
    感覚なので説明はできないが、作品名がなんだか好き。

  •  ある夜のお話。
     作品全体に独特の雰囲気を感じたから、雰囲気を楽しむことがメインの作品かと思ったけれど、少し考えさせられるような終わり方だったので、単にそういうわけでもないのかもしれない。なんだか不思議なお話。

  • 漫然と読み進めていたが、結びの一文にはっとした。
    この言葉ひとつで深々と思考や議論ができるはず。

    『そんな病気は、世界中の何万何億と云う男と女とを、久しい時代に渡って一人一人つないで来た――
    云いかえれば、男女の間の愛と同じ性質のものである』

  • 昭和初期の横浜には、ロシア革命の後亡命してきた人達がたくさんいたの?コーカサス人?
    というか、横浜ってこんなだったの??

    「講談雑誌」
       1929(昭和4)年4月

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著者プロフィール

一九〇二年(明治三十五)、北海道生まれ。本名温(ゆたか)。推理作家渡辺啓助の実弟。慶應義塾高等部卒、博文館で雑誌『新青年』の編集者として横溝正史のもとで働くかたわら、推理小説、幻想小説を執筆した。博文館の映画プロットのコンテストに応募し、審査員だった谷崎潤一郎の目にとまり小説家デビュー。三〇年(昭和五)二月十日、谷崎のもとに原稿催促にいった帰り、タクシーが踏切で交通事故を起こし、死亡。享年二十七。

「2019年 『ポー傑作集 江戸川乱歩名義訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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