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感想・レビュー・書評
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レコード芸術のあまりに退嬰的でうんざりするような文章を読んで、同じ Unlimited にあったこのクラシック音楽の本を読んだ。 レコゲーと違って筆者の音楽観や主張が伝わってくる、良い本だった。中には自分が好きなやつをけちょんけちょんにけなされてムカつくこともあったか、これはどの評論にも、自分との違いにむかつくことはほぼ必ずあるw。そして書かれているピアニストについて、もう一度聴いてみたくなる評論だった。
これほど自分の音楽観を基準に明快に断定し、その演奏家に興味を持たせる文章というのはまれ。ただ一つ気になったのは「幸」と「不幸」をやたら通俗的な意味で使っているて、不幸を背負わないと名演奏家は生まれないと言い切ってしまっていること。本当にあれが幸福でそれが不幸なのか?…。どうもあまりに通俗的な意味に感じたが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これでグルダに興味を持つようになった。文章からピアノ演奏の魅力が、実際に聴いていないのに、素晴らしいものなのだと納得してしまった。
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