車輪の下で (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

著者 : ヘッセ 松永美穂

• 光文社 (2012年2月10日発売)

感想・レビュー・書評

[人生≒本×Snow Manさんの感想 · 2023年7月30日]

大学時代に違う訳で読んだ以来の再読。

少年の心の様、そして、生命力みなぎる自然の描写、庶民の生活ぶり。全ての描写が見事というほかない。

少年から青年に至るのは、どれほど困難かを表しているように感じた。

学校批判、大人批判はもちろんだが、それ以上の深みを持った作品。名作だ。

[クリスマスたろうさんの感想 · 2019年2月2日]

りんご…

[ユージー1991さんの感想 · 2024年4月2日]

受験にしても何にしても、自分が目的意識を持って、主体的に行動することが、人生の幸福に繋がる

[フツキさんの感想 · 2022年5月5日]

名前だけ聞いたことがある名作だったので読んでみた。あまりにも繊細な少年が挫折し、心を病ませた末に死を迎えるという衝撃的な終わり方だった。今だったらハンスは鬱病者として扱われたんだろうなあ。

[ぽてちさんの感想 · 2020年5月1日]

100年以上前に書かれた古典だが、若者の情熱と苦悩、無理解な大人との対立などが描かれており、現代に通ずる感性を感じた。けれども、主人公の迷い込んだ袋小路はつらすぎて、途中からなかなか読み進めなくなってしまった。若い頃はこうした作品を読むのを敬遠していたが、主人公と同じ年齢のときに読んでいたら、なにかしら得るものもあったかもしれない。

[こけらさんの感想 · 2020年2月28日]

誰にでも覚えのある思春期の孤独を描き、一人の少年の破滅を通して、子どもに対する大人の無理解を告発する書。

[raulreaderさんの感想 · 2018年1月9日]

ヘルマン・ヘッセの古典的名作。
田舎の村の古い慣習、抑圧的な教育により疲弊し、エリートコースから脱落してしまう生真面目な少年の話。
古いお話ですが、中身はまったく古びていないし、現代日本でも、すごく共感ができる話。
教育の目的とは個人の成長ではないし、組織は天才を潰す。明るくはないけれど、暗すぎもしない、期待をかけられ、それから逃げ出す主人公の心情は多くの若者に重なる気が。
もっと早く読めばよかったな、と思いました。名作です。

[けんとさんの感想 · 2017年11月24日]

鮮やかで淡々とした調子で近代っぽいしつこさがないし、終わり方がめちゃくちゃ好き

[machatarour1000さんの感想 · 2016年11月4日]

つまらない