宝島 (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 小さな少年と大人たちの宝島探しの物語。タイトルは知っていたものの、内容は知らなかったので読んでみた。ジムの機転の良さ、幸運も凄いけれど、シルヴァーの圧倒的なキャラが最後まで印象的だった。とても面白かった。

  • ひょんなことから宝の地図を手にした少年が、地主や医師、怪しいコックたちとともに航海へ。宝探しより抗争と駆け引きがメインで、どちらへ転ぶかわからない展開が楽しかった。淡々と自分の任務を遂行する船長が恰好良い。シルヴァーの二面性も魅力的な造形ながら、主人公の少年が無謀な性格の割に時折妙に冷静で割り切った考え方をするのが末恐ろしいような……。

  •  古典を読むという難しさを感じる。ましてや子供が読むのと大人が読むのとではまるきり違うものであろう。

     だが、古典が面白いというものはそういう事なのではないだろうか。訳者により話の内容が大きく変わることはないにしろその裏にある背景は微妙に変わっていることだろう。

     大人としての読み方はそこでありただ一冊で終わることのないあらゆる訳者の心の裏を感じるという事に尽きると思う。

     だからこそ古典は二度おいしいもの、もっともっと手をつけてみたいとも感じるようになった。

  • タイトルだけは知っていたけど一度も読んだことのなかった有名作品。新訳でなら自分でも読めるかな、と思い挑戦。やっぱり横文字の名前を覚えるのは大変なのですが話の内容や展開、テンポは小気味よく最後まで飽きずに読めました。
    主人公の少年は勇敢だなーと感心しつつも、現実世界で起きたらきっとトラウマが、PTSDが、となって大変だろうなと思いつつ、そこはフィクション、物語の世界だからよしということで、と自分を納得させる。

  • 面白かった!登場人物がいきいきしてるのがいい。

  • 港の宿屋「ベンボウ提督亭」を家族と共に経営している少年、ジム・ホーキンス。
    平凡な生活を送っていたが、ある日泊まりに来た怪しげな老水夫の死をきっかけに宝の地図を手に入れ、人生が一変する。大地主や医者、港で集めた仲間たちと冒険の旅へと出かけるが、その中には悪名高い海賊も紛れ込んでおり・・・。

    ジムは無事に宝を手に入れる事が出来るのか・・・!?
    わくわくした気分を味わいたい人におすすめの、手に汗握る冒険小説です!!
    【中央館/080/KB/Aス2-2】

  • 冒険物語。ちょっとゴツゴツしているが、飽きさせずに読ませてくれる冒険譚。名作だろう。

  • 若者が大活躍の冒険譚。時には無謀とも思われる行動も大人達が地味に作った基盤の上で大成功となる。読書の対象となる若者達にとってこの大人達はどう写るのかな。

  • 時代の影響か、主人公の年齢のためか、翻訳の影響か、小説と児童文学の狭間にある印象。映像で見たらドキドキワクワクしそう。危険と隣り合わせながらも、夢とロマンがあった時代だったのだなと感じる。

  • おもしろい。ジョーゼフ・キャンベル「千の顔を持つ英雄」に書かれていた「神話のテンプレート」がここでも使われているのがわかった。

    ジムの父親は港町で宿を営んでいた。
    そこに「キャプテン」と名乗る男が現れる。
    キャプテンはジムに「片足の船乗りを見張れ」と命令する。
    やがてキャプテンの居場所が昔の仲間に知られ、盲目の男がやってきて、キャプテンを殺す。
    ジムは母親と一緒に逃げる。
    ジムは宝の地図を手にいれて、航海に出る。
    船内で反乱が起こる。
    無人島に到着する。
    無人島にはベン・ガンという男がいた。
    ジムの活躍で海賊を倒す。
    ジムたちは宝を持って島を出る。

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著者プロフィール

R.L.B.Stevenson

「2018年 『女声合唱とピアノのための ドゥーニィのヴァイオリン弾き』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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