経済成長って何で必要なんだろう? (シノドス・リーディングス) [Kindle]

制作 : 芹沢 一也  荻上 チキ 
  • 光文社
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  • ■学んだこと
    ・高度経済成長は戦後何も既存システムがない状態で、アメリカを模倣をすることで達成できた背景がある。これからは、正解がない社会に主体的に目的・目標を見据えて行くことが求められる。→人口減の影響もあり付加価値を増やすことは難しい。企業価値の向上で生み出したお金を、分配していく流れが主流になる。
    ・最低限の生活保障(ベーシックインカム等)を分配しつつ、労働意欲を失わない程度で価格設定をして、チャレンジをしやすいシステムを整える必要がある。
    ・再分配制度でジニ係数も貧困率もほとんど下がっていない現状がある。現在の日本の再分配精度は、都会から田舎へ、若手から高齢者に分配しているだけ。貧困は全く解決していない。

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著者プロフィール

1975年生まれ。エコノミスト。明治大学政治経済学部准教授。東京大学経済学部卒業後、同大学院経済学研究科博士課程単位取得。内閣府規制改革推進会議委員などを兼任。主な著書に、『経済学講義』(ちくま新書)、『これからの地域再生』(編著・晶文社)、『マクロ経済学の核心』(光文社新書)、『歴史が教えるマネーの理論』(ダイヤモンド社)などがある。

「2018年 『新版 ダメな議論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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