- Amazon.co.jp ・電子書籍 (284ページ)
感想・レビュー・書評
-
エレベーター事故の話かと思ったら、一気に引き込まれてあっという間に読み終わった。二転三転する展開が更に覆され、たどり着いた真実はちょっと希望が見えた。面白かった。
何を書いても余計な情報になりそうな気がするので敢えて書かずにおくけど、ただ、面白かった!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
家族内の複雑な感情や、勘違いから生まれた思考や苦悩がうまく描かれ、終盤に次々と伏線が回収されていくのは流石。
前半は大きな盛り上がりは無いものの、登場人物達の人間関係や心情がきちんと描かれ、密かに伏線が張り巡らされていきます。そして、後半に読む手が加速しました。刑事さんのセリフにちゃんと(?)エクスキューズがあるように、動機はちょっと弱いかな?という気もします・・・が、面白かったです。
ストーリーとは全く関係ありませんが、作品中で、Mr.Bigの "Wild World" がCat Stevensさんのカバーということを知って、ちょっとびっくりしました。 -
そう来たか、と。色々ミスリーディングされて、作者の引っかけに全部やられたような気がします。そもそも私、先がどうなるんだろうって考える習慣がないもので、コロッと騙されるんですね。笑笑
まあそれはいいとしても、読後感的には、切ないなぁっていうよりも、虚しいって表した方が正しい作品かなと思いました。 -
結成14年のアマチュアロックバンドが練習中のスタジオで遭遇した不可解な事件。浮かび上がるメンバーの過去と現在、そして未来。亡くすということ。失うということ。胸に迫る鋭利なロマンティシズム。注目の俊英・道尾秀介の、鮮烈なるマスターピース。
ちゃんと読者に『これは伏線だよ~』とわかりやすく強い印象を与えておいて、あとでしっかり回収するのが憎い。自分ではハリガネムシと妊娠の部分が追いきれなかった。体を許しておいて「勝手に腹の中に」ではおかしいし。避妊してたのに自分のせいにされたのが「たまんない」のか?よくわからない。 -
構成が凄すぎて何度も騙されるし、最後は鳥肌が立ったわ…。
-
めっちゃどんでん返す。動機がな〜。最後はまあよかったのかな。
-
面白いです。
完全に、騙されました。
そして、シンプルなどんでん返しではなく、さらにいくつものひっくり返しがあり、最後まで面白かった。
過ちと正しさが、そっくり同じ顔をしているのであれば、誰がそれを見分けられるというのだ。
著者プロフィール
道尾秀介の作品





