シリーズ3作目。心葉のクラスメイトでイケメン文武両道の芥川君が、ある日を境に本を切り裂いたり、ウサギを殺したりと奇行を繰り返すようになった。その真相を解明する物語。
今回は文化祭がメインで、文芸部での劇の練習中に様々な事件が起こる。
感想としてはシリーズ1作目と2作目に比べると、盛り上がりに欠けた印象だ。芥川君の奇行の原因である更科さんがあそこまで狂うほどの過程の薄さ、芥川君が更科さんから逃れられない理由の薄さ、五十嵐先輩の更科さんへの想いの深さと、五十嵐先輩と芥川君の距離感の近さに等々に疑問を感じてしまい、ビックリする展開もあったけれど、手放しで面白かったとは言えかった。
この作品を一言であらわすと「拗れた6角関係」。