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感想・レビュー・書評
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プロレタリア作家【宮本百合子】が、昭和24年7月の「下山事件」(国鉄総裁の轢死)を論じています。下山総裁が95,000人の人員整理問題に苦慮していた最中での事件でした。筆者は、事件の本質は吉田政府の16万人首切り政策に原因があるのであって、自殺か他殺かという推理小説作家向きの犯罪的疑惑に一般の関心を向かわせようとする政府の反人民的心理戦術に惑わされてはいけないと主張。犯罪性を色濃く表現した「読売新聞」は、共産党や組合と結びつける談話を掲載したことへの社会的責任を糾弾しています。(“青年新聞”に掲載)
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