2004年のアニメなので、一番アニメから遠ざかっていた時期。
この作品を知ったのはどこだったか……。
グロもビザールも好きだが、球体関節人形や幻想文学に由来するそれが好きなのであって、アニメやエロゲやリョナにはあまり興味を持てずにいた。
が、時折ふいに四肢切断などの画像を見かけるときがあって、そこで知ったんだったかな。
U-NEXTで配信が始まって、あーこれは例のあの感じかと半分冗談で見てみたら、第1話が凄すぎた!!
「羊たちの沈黙」+「AKIRA」をここまでやって、音楽も相俟って美しいとは……。
驚いて調べてみたら、なんと2010「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の監督だ!
そうとうクリムトが好きなんだな。
その後全13話+1話を三日で一気見した。
正直いえば1話がマックスだったが、その後も矜持であるかのようにゴア描写は続き、それが例えば梅津泰臣「A KITE」を思い出すくらい、景気よい流血と切り株描写で、いっそ小気味よい、どころか品位がある。
あまり詳しくない路線だが「AIR」や「グリザイアの果実」のようなエロゲのアニメ化エロ抜きラブコメのようなシーンも、上滑り感を割り切って見れば面白い。というか味。
で最終的には風光明媚な背景(鎌倉)、音楽、キャラクターの設定などなどで総合的に感動させられた。
良作だと感じた。
OPは神。
おもしろい記事を発見。ベジータ問題(罪と許し)という観点について。
『エルフェンリート』 神戸守監督 異形への残酷な差別と罪と赦しの物語〜こんな腐った世界と人類を滅ぼさないのはなぜだろうか・・・
https://petronius.hatenablog.com/entry/20090228/p1
岩明均「寄生獣」、相田裕「ガンスリンガーガール」を連想。