哲学入門 [Kindle]

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  • 2012年10月4日発売
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  • 色即是空、空即是色というように、相対立するものを認めるところにあると思う。特に主観と客観を相対立するものとしている。いわゆる弁証法である。

    西田幾多郎の影響があるというより、西田幾多郎の声に聞こえた。西洋哲学の勉強もしているようだが、良く捉えていると思う。昭和15年という時期に書かれたことは注目してよいと思う。歴史という言葉も多く使われるが、当時どのように捉えられていたかというと、偲ばずにはいられない。

  • 【由来】


    【期待したもの】


    【要約】


    【ノート】

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著者プロフィール

明治三十(一八九七)年兵庫県生まれ。京都帝国大学で西田幾多郎、波多野精一、ハイデルベルク大学でリッケルト、マールブルク大学でハイデガーの教えを受ける。大正十五(一九二六)年三高講師を経て、昭和二(一九二七)年法政大学教授。翌年、羽仁五郎と「新興科学の旗のもとに」を発刊、同年の「唯物史観と現代の意識」は社会主義と哲学の結合について知識人に大きな影響を与えた。昭和五(一九三〇)年共産党に資金を提供した容疑で治安維持法違反で検挙、入獄中に教職を失い著作活動に入る。以後マルクス主義から一定の距離を保ち、実在主義と西田哲学への関心を示す。昭和十三(一九三八)年には近衛文麿のブレーンとして結成された昭和研究会に参加、体制内抵抗の道を摸索したが挫折。昭和二〇(一九四五)年三月、再度、治安維持法違反容疑で投獄、九月獄死。未完の遺稿に「親鸞」がある。主著に「パスカルに於ける人間の研究」「歴史哲学」「構想力の論理」(全二巻)「人生論ノート」のほか、「三木清全集」(全二〇巻、岩波書店)がある

「2022年 『三木清 戦間期時事論集 希望と相克』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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