織田信長 [Kindle]

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  • 2012年10月4日発売
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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (28ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 坂口安吾の切り口は鋭くて信頼できるのですが、未完なので読む必要ないかも。

  • 信長と坂口安吾、このコラボはすばらしいです。

    信長を「半キチガイの荒れ武者」と評するなど、登場人物はかなりキャラが立っています。松永久秀は「蛇とも妖怪ともつかないような冷酷無慙なジイサン」ですからね。

    ボリュームも少ないので気軽に読めます! 桶狭間で終わっているので続きが読みたかったです…。

  • ボスが坂口安吾好きなので、興味のあるテーマならと思い、これを読んでみた。

  • 未刊なのが非常に残念

  • 面白い。
    信長という人物を
    「世に最も稀な、最も高い、科学する魂であること、それが信長の全部である」
    と痛快に言い切る。
    そう言い切るために登場する斎藤道三やら、武田信玄やら、松永弾正とのエピソードが面白い。

    根本的な見方が違えば、何もかもが変わってみえるものだと改めて思う。

    個人的に、坂口安吾の描く信長がこれまでで一番魅力的にみえた!

  • 信長像は面白いけれど、ストーリー展開や文章は・・・。

  • 星四つ

  • 「織田信長」
    信長は舞いながら具足を身につけ、濃姫や待女たちが見送るひまもない素速さで出陣した。めざすは今川義元の陣を敷く田楽狭間。やがて、信長は馬前に義元の首をもたせて、清洲への道をいそぐ。


    坂口安吾(敬称略)による時代小説。調べてみると、長篇「信長」(筑摩書房 1953年)の4年前に発表された短篇が「織田信長」らしい。


    内容ですが、天下取りに王手をかける信長が、松永弾正(蛇とも妖怪ともつかないような冷酷さを持つ)と奇妙な交渉に入るところから話が始まり、中盤辺りには、斎藤道三との交流や武田信玄の登場、さらに信長のそれまでも挿入され、最後は再び弾正との交流で幕を閉じる。


    一番の魅力は、織田信長の精神や生き方の真髄が詰まっているところでしょうか。


    〝死のふは一定、しのび草には何をしよぞ、一定かたりをこすよの〟


    一皮めくれば死のうは一定、それが織田信長の全て。彼はいつ死んでも良かったし、いつまで生きていても良かったのである。生きるということは、全的なる遊び、全ての苦心経営を、全ての勘考を、全ての魂を、イノチをかけた遊びなのである。あらゆる時間がそれだけである。


    坂口安吾から見える織田信長の豪快なこと。しかし、この真髄には、ちょっとした落ちというか人間臭さも加わっています。それは、読んでからのお楽しみ。


    ちなみに、幕引きは摩訶不思議。当然続くだろうとiphoneをスライドさせてみると、底本:「坂口安吾全集07」筑摩書房・・・が現れる。「おや?」と思って前のページに戻ってみると、そこには〝未完〟の文字が。全く勘弁してほしいw


    未完であっても楽しめる作品であるのは間違いない。それを可能にしているのは、もちろん、織田信長であり、この図抜けた男を今までの学校で習った歴史の授業や現在の時代小説、書物からは想像しにくい(少なくとも、私が想像していた時代小説、織田信長の描き方では無かった)もう一人の織田信長に仕上げた坂口安吾であるけども、もし完結まで行ってくれていれば、もっと面白かったのは恐らく確実なんです。


    長篇「信長」は桶狭間の戦いで終わってしまうらしく、本作には、後年の信長を安吾がどう描こうとしていたのか、その手がかりが残っていてそれはそれで興味深いけれども、それでも残念さは消えません。


    だからこそ、全く勘弁してほしいw

  • Kindleで読む。名作を読む機会をくれたKindleに感謝。青空文庫にあったのは知っていたが、腰を上げるきっかけをくれた。
    非常によいテンポ、視点の独自性が、とても心地いい。乗ってきたところで、未完というのが、とても残念。

  • 格好いい。人生を「いつ死ぬか分からない遊び」と考えさせるところ、格好いいです。文章は読めますが、意味が分かるのとは別。理解するのではなくて、そう生きること。忘れません。

    青空文庫、飛行機の中にて読了。

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著者プロフィール

新潟市生まれ。1919(大正8)年県立新潟中学校に入学。1922年、東京の私立豊山中学校に編入。1926年東洋大学大学部印度哲学倫理学科に入学。アテネ・フランセに通い、ヴォルテールなどを愛読。1930(昭和5)年同校卒業後、同人誌「言葉」を創刊。1931年に「青い馬」に発表した短編「風博士」が牧野信一に激賞され、新進作家として認められる。歴史小説や推理小説も執筆し、文芸や時代風俗から古代歴史まで広範に材を採る随筆など、多彩な活動をした。

「2018年 『狂人遺書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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