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感想・レビュー・書評
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直木賞の直木三十五の作品は、あまりメジャーではないような気がする。
代表作の『合戦』や『南国太平記』は、機会があったら読むことにして…非常に読みやすい本書を選びました。
この『ロボットとベッドの重量』は、余命いくばくもないロボット技師の夏見俊太郎が妻のために肉体的に満足させるイケメンロボットを造る。
この妻、世の男がほっとかないほどの女で、病中の夫がいるにもかかわらず愛人と密会してしまう男好き。
冒頭、「お前、本当にーー心から俺を愛しているかい。」の夫のセリフは、なんて重い男なんだろうかと、この妻と同様にウンザリしてしまったが、自分が死んでしまったあとの妻を思うと嫉妬心で堪らなくなってしまうのだろう…わからなくもない。
ロボット以外に、お前を渡したくないと霊魂の神秘さを秘めた、人間に近い精工なロボットを妻は気に入るが…。
執拗な愛ほど怖いものはない。 -
直木三十五ってこういうの(なんとSFじゃん)書く人だったんだ、意外。もう何作か読んでみよう。
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そう、
思う。
そう、
思う。