懐中時計 [Kindle]

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  • 2012年10月4日発売
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レビュー : 5
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感想・レビュー・書評

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  • 短編小説読んでからこの作家さんのイメージがだいぶ変わった。これはわりと好きなタイプの話。

  • とても短い話。

    タンスの向こう側に落ちてしまった懐中時計をネズミが馬鹿にしたら、懐中時計は言う。

    「人の見ない時だけか、又は人が見ている時だけに働いているものはどちらも泥棒だよ」

    ネズミは一本取られましたね。

  • ラジオ「きらクラ」で取り上げていたので読みました。超短ショートショート。でもとってもいい。数行で読めちゃうので青空文庫で見てみてください(^―^) 夢野久作って作風がほんとうに多彩。

  • なかなか良いことを言っている話。
    大人になると、本当にそうだよな、と思う。

    夢野久作先生は、真面目な方なんですね。

  • ■書名

    書名:懐中時計
    著者:夢野 久作

    ■感想

    短い文章です。
    というか、気になった点に書いた内容が全てです。
    こういうの好きです。

    ■気になった点

    ・懐中時計が箪笥の向う側へ落ちて一人でチクタクと動いておりま
     した。鼠が見つけて笑いました。「馬鹿だなあ。誰も見る者はな
     いのに、何だって動いているんだえ」 「人の見ない時でも動い
     ているから、いつ見られても役に立つのさ」と懐中時計は答えま
     した。「人の見ない時だけか、又は人が見ている時だけに働いて
     いるものはどちらも泥棒だよ」  
     鼠は恥かしくなってコソコソと逃げて行きました。

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著者プロフィール

明治22 (1889)年1月4日福岡に生まれる。本名杉山泰道。幼名直樹。法号萠圓。父杉山茂丸は近代における政界の黒幕といわれた。旧制修猷館中学を卒業後、近衛歩兵連隊に入隊。慶応義塾大学に入学後、大正2(1913)年に中退。放浪生活ののちに出家し、僧侶となる。大正6(1917)年に還俗し、父の出資による農園を経営する傍ら執筆を開始。結婚し、喜多流の謡曲教授となる。大正8(1919)年に九州日報に入社、記者となる。大正15 (1926)年に「あやかしの鼓」を発表し作家活動を始める。昭和10(1935)年「ドグラ・マグラ」を出版。昭和11年(1936)3月11日逝去、享年47歳。

「2018年 『定本 夢野久作全集 第5巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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