長崎の鐘 [Kindle]

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  • 2012年10月7日発売
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  • これは、長崎の原爆資料そのもの。
    原子力爆弾が投下されたあとの惨たらしさ。
    よくもこんな化学兵器を、おんなじ人間の住む街へと投げ込むことが出来ようかと、怒りが込み上げてきた。

    しかし、永井博士は自分の息子・誠一と娘・茅乃に、これからは『原子時代』だと原子力の凄さを教えている。

    『今年から原子時代に入ったんだ。誠一も茅乃も原子時代の人間だ。人類は原子時代に入って幸福になるであろうか?』

    永井博士の未来へと投げかけた疑問は、時代を経てもまだまだ続きそうですね。

  • 自ら原子爆弾の放射線を浴び、爆風で吹き飛ばされ、血まみれになっているにも関わらず、自分より弱っている人を助け続ける医師のお話。著者は、医師として、苦しむ人を助け、死にゆく人の痛みを和らげ、医療機器や薬もなにもない状況で奮闘したり、医学研究者として放射線が人体にどのような影響を与えるのか、人は放射線にどのように向かい合っていくべきなのか、を研究する。

    医師としての本分を貫こうとするその姿はとても素晴らしいが、同時に多くの仲間を失ったことの辛さ、戦争の理不尽さ、無力さを細かに描写しているシーンでは、読むのはとても辛かった。電車の中で読んでいて涙が出てくるくらいだ。

    原子爆弾の残酷さ、戦争の残酷さと無意味さを僕の心にしっかりと思い出させてくれた。

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著者プロフィール

永井隆

ジャーナリスト。1958年群馬県生まれ。明治大学経営学部卒業。東京タイムズ記者を経て、92年フリーとして独立。現在、雑誌や新聞、ウェブで取材執筆活動をおこなう傍ら、テレビ、ラジオのコメンテーターも務める。著書に『サントリー対キリン』『ビール15年戦争』『ビール最終戦争』『人事と出世の方程式』(日本経済新聞出版社)、『国産エコ技術の突破力!』(技術評論社)、『敗れざるサラリーマンたち』(講談社)、『一身上の都合』(SBクリエイティブ)、『現場力』(PHP研究所)などがある。

「2019年 『名門高校はここが違う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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