ワーニャ伯父さん ——田園生活の情景 四幕—— [Kindle]

  • 2012年10月7日発売
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感想・レビュー・書評

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  • ドライブ・マイ・カーの劇中劇。青空文庫で。閉塞感溢れる中での生きるじたばた。自然破壊についての皮肉も。やっぱりロシアの戯曲はいいなあ。

  • 自分の人生をかけて捧げたものが、何の価値もないものだったと気づいた無念。自分は何も手にできず、それでも生きて行かなければならない。

  • ワーニャ伯父さんという題名から、ワーニャが主人公とする考えもあるが、ワーニャを伯父さんとしているソーニャが主人公とする方がまとまっている。そしてソーニャがワーニャに語る最後の独白に、すべてを賭けているように思った。

    しかし、戯曲には気違いがいなければならないのだろうか。まだ戯曲を沢山は読んでいないので、結論は言えないので保留する。

    また、環境問題を考える一節があり、なるほど、そういう気運はあったのだということを知れてよかった。昨今のロシアとはまた違ったものを感じさせるものだった。

  • alexaで聞いた

  • 再読。中年になったからか、ワーニャの言っていることがメッチャわかる。訳がどことなくポップで面白かった

  • 「ー」

    知識人であるワーニャとセレブリャコーフが閉塞感に不満を言う話。今まで読んできたチェーホフの作品の中で一番ビビッと来なかった。

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著者プロフィール

アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ(1860~1904)
1860年、南ロシアの町タガンローグで雑貨商の三男として生まれる。
1879年にモスクワ大学医学部に入学し、勉学のかたわら一家を養うためにユーモア小説を書く。
1888年に中篇小説『曠野』を書いたころから本格的な文学作品を書きはじめる。
1890年にサハリン島の流刑地の実情を調査し、その見聞を『サハリン島』にまとめる。『犬を連れた奥さん』『六号室』など短篇・中篇の名手であるが、1890年代末以降、スタニスラフスキー率いるモスクワ芸術座と繋がりをもち、『かもめ』『桜の園』など演劇界に革新をもたらした四大劇を発表する。持病の結核のため1904年、44歳の若さで亡くなるが、人間の無気力、矛盾、俗物性などを描き出す彼の作品はいまも世界じゅうで読まれ上演されている。

「2020年 『[新訳] 桜の園』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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