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感想・レビュー・書評
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う、恨んでやるぅぅぅ!
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人間ってのは素晴らしい存在らしいよ、という勝手な思い込みで赤ん坊を捨てて、更には人間に育ててもらって、でも思い通りにならないと恨みで町を滅ぼす、という恐るべき人魚。これだから人魚ってのは信用できん。
にしても最初は可愛いねーとかいって育て始めたのに、金に目がくらんであっさり売り払う年寄り共も、その変節ぶりがナイス。これだから老害共は、ってなるってことか。
まぁお互いに割とどうしようもないということだった。 -
“人間は、この世界の中で一番やさしいものだと聞いている。そして可哀そうな者や頼りない者は決していじめたり、苦しめたりすることはないと聞いている”
人魚は、知らない世界や隣の芝生がよく見えたというより、良いものなんだと思い込みたかったんだろう。そんなのは幻想でしかないのに。
赤く塗りつぶされたろうそくが、人魚の絶望にも、それでも救いを求める気持ちにも、また不穏なことの象徴にも感じられて悲しい。 -
優しい人間が住む陸地に憧れた、北の冷たい海に棲む人魚が、我が子を産み落としたことから始まる、本当は怖い【小川未明】の童話です。「蝋燭屋」を営む信心深い老夫婦が、捨て子の人魚を育てあげるのですが、欲に目がくらみ不幸に見舞われていきます。人の心の変容ぶりが、大いなる災いを招くことになることを戒めた、大正10年に新聞掲載された作品です。
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2019/1のブンゴウメールだと、これが一番好き。
人魚の身の上を思うと、なんとも悲しい気持ちになる。 -
この作者初めて読んだが、偉人なのだろうか。
作品の無国籍な感じはなかなかいいかもしれない。