Killer Joe [Blu-ray] [Import]

  • Lionsgate
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 0031398162032

感想・レビュー・書評

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  • フライドチキン好きには絶対におススメしない。この映画をみたら、間違いなく当分食べたくなくなる。

    始まりからして雲行きは怪しかった。売り物のドラッグを盗まれ、売上金を上納できないクリスが今は別の男と暮らしている母親が妹に生命保険をかけているのを知り、父親、継母と共謀し、母親を殺して生命保険の配当金をいただこうと殺し屋を雇う。殺し屋は現職の刑事で副業で殺し屋稼業を営んでおり前金払いでしか仕事を引き受けない。

    前提からしておかしいので、なにもかもがおかしな方向へ転がっていく。いたいけなクリスの妹以外はもれなくアカン過ぎる人々で、もしかしてこの人にもほんの少し人間らしいところが残っているのかもとうっかり期待しようものなら粉砕なんて言葉すらも可愛いらしく思えてくるほど裏切られる。裏切られるというか、勝手に期待したこちらがバカなのだ。彼らは最初から自分たちが外道であることを隠していない。外道として期待を裏切らない行動をする。それだけのことだ。

    若気の至りでやらかしてしまった感満載の設定とストーリー展開なのだけど、監督と脚本家の年齢を見れば76歳と46歳のベテランだ。これには面食らう。面食うがそれでこの内容でありながら、妙に作品自体は整っていたのかと納得できないこともない。やらかしている割に破綻していないというか、あたかもモノゴトは普通に展開しているような感覚を覚えさせる。うまく言えないが、明らかに常軌を脱したことがとてもドメスティックに展開していくとでも言えばいいのだろうか。それだけに最後の壊れっぷりを突きつけられた時のこちらの身の置き所の無さときたら、筆舌にし尽くした難い。ある意味予想通りの落とし所なのだが、ぼやかしなくというか、遠慮なく、ためらいも制限もなく手綱を切ったごいうか、少しは遠慮しろよと天を仰ぎたくなるような壊れぶりだ。
    そもそもは脚本家が20代の頃に書いた戯曲の焼き直しというから、その頃ならこういうのがカッコいいと思ってやらかすよねという展開だったのもわかる。あえてそれを持ってきたなら、見終わったあと、とんでもない不快感を得られるように精密に作り上げた作品としか言いようがない。どの俳優さんも見事な力量でロクでもない人間を説得力を持って体当たりで演じ切っている。その潔さは脱帽もんだ。監督を信頼していなければみなあそこまでとても振り切れないだろうと思う。その手練れがベテラン監督ならではということなのか。

    ともあれ、不快になるために1時間半付き合わされたと思うと私的には腹しかたたない。見なければよかった。他の映画を見ればよかった。なによりも記憶から消したくなるような不快場面も多々あった。
    結論を言えば、私はこの映画は大、大、大嫌いだ。監督にそれを言えば、きっと、「はい、それ正解」とニヤリとされるような気がする。だから余計に腹立たしい。

  • 物騒な話なのに壊れていてちょっとおかしいところもある。ブラック・コメディになるのか。面白かったというと人格を疑われそうだけど。これは映画だ。

    ずれた感覚の家族と殺し屋ジョー。飼い犬がなぜか飼い主たちには異様に吠えたてるとか、はじめから半裸で出てくる継母の登場とか、最初から壊れてる感がいい。ジョーを演ずるマシュー・マコノヒーのクール、狂気、変態の演技がラストのあたりで炸裂。ラストの表情がそれまでの顔と一変する。

    原題は『キラー・ジョー』なのに、邦題がなぜ、『キラー・スナイパー』なんだ。それもなんかやけにおかしい。狙ったのかな。

  • 邦題「キラー・スナイパー」マシュー・マコノヒー主演。
    現職の刑事でありながら、金のために殺人を請け負う“キラー”ジョー・クーパー。これはいい、おすすめです。

  • いや、いいじゃん、コレ。もっと押していいと思う。最期とか最高だよ。でもジョーさん、プロフェッショナルだから依頼人もちゃんとその姿勢で取り組んでくれないなら仕事降りるとか言ってて、ちゃっかり駄目な依頼人の家に住み込んでて笑った。こいつプロぶってるけど、結局チンピラなんだよなあ……。
    柳下毅一郎さんも記事を書いていたけど、"ジョン・ウォーターズは2012年のトップ10リスト第五位に選んでいる。"だとか。
    なぜ日本版セルソフトがないのか。

  • 邦題はキラースナイパー。超変態映画だった。

  • 洋画盤アウトレイジといえばいいのかな?ストーリーの進み具合もイイ感じだったけどフィナーレがマジでアウトレイジだった

  • 「エクソシスト」などで知られるウィリアム・フリードキン監督が手掛ける公式には“ダークコメディ”(?)作品。

    “麻薬密売組織のボスに借金をしてしまったクリスは、妹のドティに入る5万ドルの生命保険金を目当てに殺し屋に「母親殺し」を依頼する。そこで見つけたのが、夜間殺し屋としても働く、不気味で狂気じみたダラスの刑事ジョー・クーパーであった・・・” 

    日本公開無し、DVD販売無しのレンタルのみ展開という作品だが、なかなか面白かった。ちなみに邦題の『キラー・スナイパー』は完全にテキトーであり、“スナイパー”の要素は1ミリとて登場しないので注意。

    物語は満場一致で実の母親殺しを決意する父と兄妹、継母が殺し屋“キラージョー”と関わったことで変わっていく人間模様を描いている。いきなり継母の局部アップ(ぼかしあり)で始まるつかみはさすがにビックリしたけど、この狂った家族には冒頭のケンカのシーンですぐ慣れてしまう。そこにタイトルにもなっているジョーが登場するんだけど、最初から中盤くらいまで彼の本来の目的は読めないまま物語は進んでいく。

    殺しの前金が払えないクリスたちは妹のドティを担保として預かるという条件に渋々了承してしまう。この辺から「誰が一番狂っているのか」という部分が明白になっていくんだけど・・・。

    とにかく隅から隅まで狂ってる映画だった。ジョー役のマシュー・マコノヒーもまさに怪演だけど、ドティ役ジュノー・テンプルがとても可愛らしく(だけど狂ってる)、幼さもあるのにセクシーで凄く良かった。だからこそ結末はもっと語って欲しかったが、ジョーの笑顔と引き金にかけた指、それが答えかな。物凄く鬱々しい場面が多い作品だけど、良作だと思います。

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