叶恭子・トリオリズム　完全版 (小学館文庫) [Kindle]

著者 : 叶恭子

• 小学館 (2008年1月11日発売)

感想・レビュー・書評

[ラベンダーさんの感想 · 2023年4月5日]

何だかイメージで、少し古い時代の素敵なヨーロッパの恋愛小説を読んだ気持ちになりました。
椿姫などしか思いつかず、恥ずかしいのですが、世界各地のよい場所を訪れていて、その描写の感じやうっとりと流れる時間が、小説のようでした。

[ニャ～さんの感想 · 2019年4月17日]

この人の自己プロデュース力は本当にすごい。徹頭徹尾、夢の中のようなゴージャスな世界。どこまでがファンタジーでどこまでが本当の彼女なのかもわからない。でも、叶恭子という人ならあるいは……と思わせるだけの存在。この人にしか許されない内容。 叶姉妹のブログなどを読むとわかる、一貫している「自分の道は自分で決める」という姿勢や、人に偏見を持たない姿勢がとても好きだ。決めつけて説教したがる人に比べて、なんて自由で素敵なんだろうと思う。

[ささくれさんの感想 · 2024年1月9日]

2024年1月1日読了。

今年最初の読書。

成田悠輔先生が推薦していた書籍の一冊でなければ決して自発的に読もうとは思わなかったし、偶然手に取ることもなかっただろう。書店でも古書店でもかなり探したが一度もお目にかかれなかった。

結局昨年電子書籍で買った。

前述の氏が話していた通り、常識の壁を突き抜けた価値観が独特で、メディアで彼女らの姿を見かけるたびに抱いていた疑問に、回答を得た思い。
つまり、歌手でも俳優でもお笑いでもなく、特別な芸があるとも思えない彼女らが、なぜこうも妖艶でグラマー、ゴージャス（豪華）な存在という以上に一目置かれるのかという点において。

率直に言って、読み終えた直後の印象は、この行動って高級娼婦と何が違うのだろうってことだった。
ただ、考えてみたら、元締めがいて客を選べず、時間単位で身体のみを切り売りする彼女らと比べると、自分の価値を意識的に可能な限り高めたうえで、自分が認める資産家にのみ、心も身体も一定期間提供することで貨幣と交換することの素晴らしさを縷々語る彼女のそれは、商売の手法というのではなく生き方そのものであり、全く性質の異なるものなのだ。

本作品が、事実を明け透けに記したのであったにしろ、完全なまたは一部創作物であってメディアへの露出時はイメージを壊さぬような（デーモン小暮閣下の悪魔のような）演出をしていたにしろ、自分の人生を主体的に生きているという意味で素敵だと思うし、内容も存在も十二分に文学的だし、それは魅力的なことだと思った。彼女らの扱われ方も納得できる。

作品が上梓された2008年1月から比べたら、いつの間にかコンプラは大前提、ジェンダーやルッキズムやハラスメントやあらゆる差別等に最大限の配慮をしていたとしてもほんの些細なところから大炎上しかねない不寛容な世の中となってしまった今だからこそ読まれる価値のある作品と言えるかもしれない。

[みのるさんの感想 · 2023年9月22日]

成田先生お墨付きの最強の自己啓発本

[あいすさんの感想 · 2023年9月7日]

セックスの話がすごかった。出会っているグッドルッキングガイたちもおもしろい

[かずきさんの感想 · 2023年8月29日]

この世の者とは思えない程のゴージャスな生活、イカれた価値観。
ここまでぶっ飛んでいたら逆に憎めない不思議。

[晴さんの感想 · 2023年8月27日]

kindle unlimitedにて。ファビュラスでお馴染みの叶姉妹の姉・恭子さんの愛と性について経験を交えて語られています。共感できるかと言われると次元が違いすぎるのでなんとも言えません。恭子さんの「常識」にとらわれない部分は見習えるかも…？特にヌーディストビーチの話は気になりました。

[バスタンテさんの感想 · 2023年8月20日]

　よく見ると２００８年刊。結構真剣に読んでしまった…

　２０２３年現在、叶恭子氏は６０歳。私とそんなに変わらない歳か…愛に生きる。それも刹那的な愛に。

　叶姉妹が４０歳、５０歳と年齢を重ね、６０代に到達した。このまま７０，８０になっても同じライフスタイルを維持できるのかどこかで、それなりの生きざまに変わるのか…私が心配することでもないけれど。

[ayanahakuさんの感想 · 2023年8月3日]

とても赤裸々に書かれていて、恭子さんの視点が面白かった。
ある意味、引き寄せの法則やマーフィーの法則をとことんやりきってる人の生き方が恭子さんの思考に詰まっているのでは？

[しおりさんの感想 · 2023年4月27日]

ファビュラス姉さんに感服