- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4547462083807
感想・レビュー・書評
-
Blu-ray
シュワちゃん版のリメイクというよりは、同じ原作による異なる映画という方が正しいかも。
火星設定は無くなり、世界中の大部分の土地が荒廃してイギリスとオーストラリアにしか住めなくなった世界。ブレードランナー的な街並み(言わばスラム)のオーストラリアはコロニーと呼ばれ、そこに住む人々は毎日富裕層の住むイギリスへと出稼ぎに通う。
SFアクションとして楽しめるけど、可もなく不可もなくという印象。
SF的な不気味さは無くなってしまった。特にバイオレンスな意思が一切引き継がれていないのは少し残念。
鼻から探知機を出さないし、顔も割れないし(おばさん出てくるのに!)、千切れた手も投げ捨てないし、眼球ひん剥いて悶え苦しみもしない。
残念。。。
ケイトベッキンセールの鬼嫁っぷりは素晴らしい。コリンファレルに後ろ髪を引かれるところがあったのか、たまに思わせぶりな表情をしていたけど何もなかったな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トレイラーのポリススピナーを観て、「あー『ブレラン』と混ぜてんのねw」というのと
コリン・ファレルが主演なので明らかにB級臭がぷんぷんしまして
劇場で観るのは当然スルーしました。
実際観たらほんとにそうだったので笑える。
もう今ね、CGをばんばん使っちゃうとすごくチープですよね。
(だからと言ってCG否定派じゃないんですが)
タラちゃんがCG嫌いだったり、クリストファー・ノーランが
割と本物志向なのも納得できます。
そういうとこはとりあえず置いておくとして、
アクション映画としてはまあまあ面白かったです。
でもラストがなんにもなさすぎてつまらなかった・・・
もうちょっと何かあるかと期待してたのに・・・。
PKディックはこういう話ばっかり書いてると思いますが、
映画だけで、今で言うと『マトリックス』+『ボーン・アイデンティティー』って感じ。
スパイアクション映画って最近ほんと多いですよね。 -
近未来。地球の表側には富裕層、裏側には労働者層が住み、世界は真っ二つに分断されていた。労働者たちは地球の“コア”を通って通勤し、機械のコマのように働いて搾取されるだけの日々。将来の希望も持てない彼らは、リコール社で好みの記憶を買って自分の記憶に上書きすることで憂さを晴らしていた。ダグラス・クエイド(コリン・ファレル)もそんな労働者のひとり。美しい妻を持ちながらも、工場で働くだけの毎日にふと嫌気が差し、人工記憶センター“リコール社”を訪れる。彼が心に秘めた夢は“スパイ”。だが、記憶が書き換えられようとしたその時、突然、知らない自分が目を覚ました! これは一体どういうことなのか? 本当の自分の記憶はどこに・・・?自分さえも信じられぬまま、ダグは階級社会を覆し、世界の運命を変える戦いへと巻き込まれていく。
フィリップ・K・ディックのSF小説「記憶売ります」2度目の映画化。
今回の舞台は火星ではなく、富裕層が多く住むヨーロッパを中心としたブリテン連邦と貧困層が多く住むオーストラリアを中心としたコロニーに世界が分断されたディストピアが舞台で、ブリテンとコロニー出身者では出世すら大差がつく格差社会というのが、クエイドが違った未来を夢見る切実さにリアリティーがあるし、同僚のハリーが「これはお前の妄想だ」とクエイドを説得するシーンなど「これは夢か現実か?」と自分のアイデンティティーを揺さぶるフィリップ・K・ディックの原作の世界観に忠実なサスペンスフルな展開は、ポール・バーホーベン監督版より上出来。
手に埋め込んだコミュニケーションツールや縦横無尽に張り巡らしたエレベーターやオートマチックなサイボーグ兵士シンセティックなど近未来ガジェット、縦横無尽に張り巡らしたエレベーターを飛び移りながらの銃撃戦やケイト・ベッキンセールとジェシカ・ビールの女同士のバトルなどド派手なアクション、ポール・バーホーベン監督版ほどの派手さはないけどディストピアSFアクション映画として楽しめます。 -
シュワちゃん主演の映画のリメイク。
一応大まかな筋は同じだが、細部は異なっていて、現代社会が抱える問題を微妙に取り込んでいる。
全体像としては、完璧な夢は現実と区別が付かない。あるいは、目覚めない夢が現実だ、という世界観がベースにあるのだが、その方面はあまり強く出ていない。
が、そういう話はさておいて、SF要素がむちゃくちゃ格好いい。それに尽きる。もう「フォール」だけでお腹いっぱいになれる。あと未来の携帯電話。あれもいい。
じゃあ、旧作と新作が並んであったらどっちみるかというと、・・・なかなか難しい。 -
女性が強くてかっこいい。ブレードランナーとマイノリティリポートを混ぜたような印象。
「答えは過去ではなく現在にある。それが真実だ」
「過去は主観的な概念にすぎん。我々にはそれが真実に見える」
記憶は自分自身を構築する重要な要素であるといえる? この映画の物語も、この映画を見た自分の経験も、全部リコール社のデータかもしれない。 -
WOWOWで。シュワちゃんの方は見ていないけど、このストーリーは火星の方が合ってると思う。今回は地球上の話になっており、労働階級のコロニーから地球の裏側にある裕福層のエリアと唯一の交通手段フォールで行き来する。重力反転が起きるって事は地球の中心を貫いているらしい。そういえばコアを通過とか言ってたっけ。アクションは凄かったが記憶に関するハラハラドキドキがほとんどなく、ひたすら闘争の印象。車の磁力をOFFにするところは良かった。元妻が怖すぎる。
-
ここはリメイク前のほうが…と点もあるものの、世界観も映像もすごくすき。超しつこい鬼嫁もめっちゃいい。
シュワちゃんが変装してたおばちゃんが出演してて笑った。 -
見所は多いですよ。CGのクオリティは高く、乗り物がかっこいいSF久々に観ました。コリン・ファレル、ケート・ベッキンセールらによるスピーディーなアクションは鈍重なシュワちゃんではできなかったこと。中盤のエレベーターでの格闘シーンは特に素晴らしかったです(ケイト・ベッキンセールの身のこなしはさすが「アンダーワールド」の主演女優)。オリジナルのファンにとってはおっぱいが3つあるおねえちゃんや顔が割れるおばちゃんが出てくるシーンでニヤリ。
ストーリーはディテールこそ違えど大筋はオリジナルに沿ってはいます。でもちょっと複雑すぎるか(オリジナルは結構シンプルでわかりやすかったんです)。中盤までは文句なく面白かったんですが、後半はちょっと乱暴な展開で疲れて集中力落ちましたね。
オリジナル見たときも思ったんですけど、この物語全部がリコール社によるフェイクって可能性ありますよね。今回はそういう想像の余地を残すエンディングではなかったのも残念。
あと1ついただけないのは、ケート・ベッキンセールとジェシカ・ビールのビジュアルが似てること。画面が暗いと見分けつかないんだよなぁ。 -
素晴らしくて震えてる。映画館で観るべきだった。安くなったらBlu-ray買う。
アンダーワールドもそうだけど監督は嫁さんを自慢し過ぎ。嫉妬で殺意を覚えるレベル。 -
こういう頭の中の世界と現実が曖昧になった感じ、いいね。