サウンド・オブ・ミュージック 製作45周年記念HDニューマスター版 [DVD]

監督 : ロバート・ワイズ 
出演 : ジュリー・アンドリュース  クリストファー・プラマー  シャーミアン・カー  エリノア・パーカー  リチャード・ヘイドン 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2012年12月19日発売)
4.26
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レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142924025

感想・レビュー・書評

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  • The Sound of Music(1965年、米)。
     教科書でおなじみの名曲のルーツが、ここに。
     舞台は1938年、ザルツブルク。ナチスによるオーストリア併合が目前に迫る中、7人の子供達の家庭教師となった見習い修道女マリアと子供達や父親(トラップ大佐)との交流を描いた傑作ミュージカルである。

     まず、オープニングが素晴らしい。上空の厚い雲の中から、カメラは鳥が舞い降りるように、氷雪に覆われたアルプス山系を見下ろし、豊かな水をたたえる湖や、古色蒼然とした山あいの町の上を通りすぎて、緑あざやかな高原へと向かってゆく。高原ではジュリー・アンドリュース演じるマリアがひとり風とたわむれており、カメラは一気に彼女へ近づいていったかと思うと、接触寸前でアングルが切り替わり、オープニングテーマ「サウンド・オブ・ミュージック」が高らかに歌いあげられる。視覚効果と音響効果があいまった、強烈なインパクトを放つ名シーンとなっている。オープニング以外にも、荘厳な教会や雄大な自然など、見どころは挙げればきりがない。こんなに美しい風景が、真の見せ場である歌と踊りの引き立て役として使われているのだから、なんとも贅沢な作品である。

     『サウンド・オブ・ミュージック』は名曲の宝庫でもある。今や音楽の教科書にも載っている「ドレミの歌」や「エーデルワイス」、ジャズのスタンダード・ナンバーとして知られる「私のお気に入り」をはじめ、「もうすぐ17歳」「すべての山に登れ」なども有名だ。このDVDには日本語歌詞の歌も収録されているので、英語がわからなくても楽しむことができる。ただ言語の性質上、英語の躍動感にはいま一歩及ばない。「エーデルワイス」にいたっては原詞でないと物語として意味をなさない(最後の一節 〈Bless my homeland forever〉 がオーストリア独立の象徴として効いてくるので)。可能ならば歌だけでも原語で味わいたいところだ。

     ミュージカルなので、人物像や歴史についての掘り下げは浅い。というか、諸般の事情により意図的に事実をねじまげている部分が多く、地元オーストリアではこの作品は極めて不評だという。しかし、これはもうエンターテイメントと割りきって楽しんでしまうのが吉だろう。うがちすぎた見方さえしなければ、視覚的にも聴覚的にも至福の175分間を満喫することができる。ラストシーンにも注目したい。名曲「すべての山に登れ」が流れる中、亡命のために徒歩で山越えをするトラップ一家を映し出したカメラは、徐々に引いていって遠景となり、アルプスの山々を背景にして終わる。オープニングと対を成す美しいエンディングである。

    • 佐藤史緒さん
      mkt99さんこんにちは。
      >ジュリー・アンドリュースが、日本コンサートでこの歌詞を歌っているのを…
      そんなことがあったとは。それはそれ...
      mkt99さんこんにちは。
      >ジュリー・アンドリュースが、日本コンサートでこの歌詞を歌っているのを…
      そんなことがあったとは。それはそれで観たかった!(*'o')。オリジナルは、

      ♪doe, a deer,a female deer
      ray, a drop of golden sun...

      となってるんですね。私は実ははじめて映画を観たのですが、とっさに思ったのは他国ではどう訳されてるんだろうということでした。ドイツとかフランスとか中国とか韓国とか。もし各国語に訳されているとしたら、語学の勉強になるかもしれませんね!?

      今回おどろいたのは、この映画のファンでザルツブルグに旅行しまくっている人が多数いるということです。やっぱり根強い人気のある作品なんですねー。私もいつか行ってみたいものです。参考(すべて個人サイトです)↓
      ・http://www.nakash.jp/opera/namae/sound.htm
      ・http://www6.ocn.ne.jp/~ega/
      ・http://4travel.jp/travelogue/10759910
      2014/02/10
    • mkt99さん
      佐藤史緒さん、こんにちわ!
      たびたび失礼いたします。

      ♪ドはDoe 雌のシカ
      レはRay 太陽の金色の滴
      ミはMe ...
      佐藤史緒さん、こんにちわ!
      たびたび失礼いたします。

      ♪ドはDoe 雌のシカ
      レはRay 太陽の金色の滴
      ミはMe  私のこと
      ファはFar 遠い道の向こう
      ソはSew 針と糸の仕事
      ラーはソーの次の音
      ティーはTea パンと一緒にどうぞ
      さあ 初めに戻ってもう一度
      ※DVDの字幕より

      歌に合わせようとしてかなり端折った日本語字幕になっていますが、やはり日本語で歌おうと思うと相当無理がありますね。ペギー葉山さん、スゴイ!(笑)
      ジュリー・アンドリュースの日本コンサートでは、茶目っ気たっぷりに日本版「ドレミの歌」を歌っているのが印象的でした。
      これだけ有名な曲ですが、それぞれの国で独自に歌おうと思ったら、おっしゃる通り各国語版があっても良さそうですね!
      ザルツブルグには行ってみたいですが、この映画が好きだからとロケ地巡回するほど熱狂的なファンがいようとは!(笑)

      先ほどYouTubeをみるとこんなのがありました!
      ・http://www.youtube.com/watch?v=wbM7Wk6idYM
      2014/02/11
    • 佐藤史緒さん
      おそくなりました! 今週はなかなかPCに向かえる時間がなく・・・
      すてきな動画を教えてくださってありがとうございます。さっそく拝見しました...
      おそくなりました! 今週はなかなかPCに向かえる時間がなく・・・
      すてきな動画を教えてくださってありがとうございます。さっそく拝見しました。
      このときのジュリー・アンドリュースはたぶん中年といっていい年齢だと思いますが(いやもしかすると初老なのか? ハリウッド女優は見た目で年齢わかりませんからね~)、しかし・・・

      すごい声量! バイタリティ! 存在感!

      オーケストラを相手にして全然かすんでないですね。日本語もじょうずだし。ほんと茶目っ気たっぷりですね。余裕というか、もはや貫禄すら感じます(笑)。
      情報提供、感謝です(^0^)/
      2014/02/15
  • 明るさを絶やさないマリアが歌や音楽によって家庭教師先のトラップ家の子供たちや父親であるトラップ大佐と交流していくことで、母親を亡くした一家に明るさが戻っていく様子が温かく描かれています。マリアと大佐の結婚や一家の亡命など、ストーリーも良いです。特に終盤の音楽祭の出場から亡命への流れはハラハラしました。

  • めあんとねさん↓と同じく、テレビ東京で放映されたものを見ました。
    でも今までに何度も見ています。

    最近ヨーロッパ史をいろいろ読んでいまして
    オーストリアがドイツの一部であったことをつい二週間前に知りました。
    それまではオーストリアは連合国側だと思っていたのです…。

    そんないろいろなことを知った上で見るサウンドオブミュージックは
    「綺麗な風景の中でのロケ」
    「みんなで楽しく歌ったり遊んだり」
    「長女の恋&マリアの恋」
    など楽しいことだけ見て暗い部分は適当にすっ飛ばしていた
    そんな昔の自分とは違って
    とても深いミュージカルだと思いました。

    何年かしてみたら、また違う感想をもつかもしれません。

  • 解説:

    ロジャース&ハマースタイン・コンビの大ヒットしたブロードウェイ・ミュージカルの映画化で、監督は「ウエスト・サイド物語」(61)に続きミュージカルを手掛けることになったR・ワイズ(当初はウィリアム・ワイラーの予定であった)。

    「菩提樹」(56)でも知られるトラップ一家の物語を、雄大なアルプスの景観や緑美しい木々、そして忘れがたき数々のナンバーで織り上げた名作だ。

    1938年のオーストリア、院長の命により厳格なトラップ家へ家庭教師としてやって来た修道女マリア。

    彼女の温かい人柄と音楽を用いた教育法で、七人の子供たちはマリアの事が好きになるが、父親であるトラップ大佐とマリアの衝突は絶え間なかった。

    だが、次第に大佐に惹かれている事に気づき悩むマリア。

    やがて大佐の再婚話が持ち上がり彼女は傷心のまま修道院に戻るのだが……。

    後半、ようやく互いの気持ちに気づき結婚したマリアと大佐が、戦火を逃れるため子供たちを連れて国外へ脱出するまでが描かれるが、この3時間近い尺を一瞬たりとも飽きさせない造りは驚異的。

    万人向けのミュージカル作品としては最高峰に位置するといっても過言ではないだろう。

  • 名作

  • 前半が素晴らしい。それをふまえ後半に違うシチュエーションで同じ歌をうたう。
    貴族のパーティは金がかかる。
    海外を舞台にしたアメリカ映画はどこか変、というのはセオリーどうり。
    音楽映画としては、脱帽。
    こころウキウキ、しりも浮いてしまう。
    日本人のアルプス好きの例外とはならず。
    ザルツブルクは再訪したい町。
    サウンド・オブ・ミュージック・ツアーも。

  • 子供が小さい頃に手に入れて見た。中学になって久しぶりに見て、ストーリー展開をよく覚えているので驚く。日頃は「小さい時のことは覚えていない」と言うのだが、記憶方式が違うらしい。

    中身。ナチスが出る頃にマリアがリーズルと Sixteen Going On Seventeen を歌うが、どういう経緯だろうと思った。初出の時にロルフが即興で歌っているとすると、その後にリーズルがマリアにそのエピソードを話しつつ歌って聞かせたから?



    DVD だけれど、昔見たのとは段違い。奈良の古刹もアテネの遺跡も、昔の色で見るべきなのかも。

  • 安心して見られる楽しい作品でした

  • 一部?がやっぱ素敵。以外とラストシーンがあっけない印象。

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