戦略プロフェッショナル シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 事例を元に、戦略を描く事、実行する事の両面で話が描かれていてわかりやすい。
    著者は日本の戦略コンサルタントの第一人者。

  • 営業戦略を描く上で考える順番やかける時間などとても参考になりました

  • チームの営業戦略などでもおすすめ

  • 2021.1.2
    人生を変えるおすすめ本「サバイバル力を身に付ける本 9選」(元リクルート 全国営業成績一位、リピート9割超の研修講師)伊庭正康Youtubeより
    https://www.youtube.com/watch?v=wU9gjEFBT6o

    大学院の教授もおすすめ。読まないと

  • フレームワークを実際の現場で使っている様子が分かり、とても勉強になった。
    自身の営業にも当てはめることができる。
    実話だがストーリー自体が面白かった。

  • 三枝匡の三作目。これまでと同様にストーリーを楽しみながら、経営手法を学べる。大企業のエリートが中小企業に出向して経営経験を積む話。

    著者の実体験に似たストーリーにしていると思うが、20代のうちに優秀と認められ海外でMBAをとった人材を30代で中小企業の役員にする。この時点で扱われ方が違っている。
    自分の現在の状況に置き換えて考えると、平凡な一社員。将来的には順調に出世するかもしれないが、ここまでの機会に恵まれることはないんだろうなと思ってしまう。

    現状を打破するために、いまの職場でコツコツともいいが、チャンスがあれば飛びつこう。そのために本を読んで知識は増やしておこう。

  • 企業再建物語だけど、特に4P戦略にフォーカス。
    ある一つの新製品をケースに取って、基本的な4P戦略×STPでシェアを拡大していく。

    強みを活かして新製品を開発したものの、次にどこにどう売っていけば良いか、を徹底的に議論。
    特にセグメンテーションについて、マトリクスを用いて社内で徹底討議する事で、社内で共通認識を持たせ、納得感のある形で誰がどこにアプローチすべきかが明らかになっていく。
    末端の営業社員は、そのセグメンテーションマトリクスに、具体的な顧客名を記載し、優先度に応じて営業を仕掛けていく。
    その進捗をモニタリングするシンプルなツールを使う事で、キチンと方向にあった活動が出来ているかの確認や、改善を都度していくなど、徹底していく。

    こんな活動が出来れば、戦略的=論理的にアプローチが出来る。
    あとは熱量を持ったリーダーがそれに拍車をかけて、上手くいくよね、という話。

  • 事業改善をどう進めてくかを主人公と一緒にロールプレイしていく流れ。1サラリーマンの自分としては割と身近な話でもあり、今まで所属していた会社と照らし合わせながらミステリー小説として読めたので、とても面白く感じた。

    またビジネス書としてどのような考え方で事業戦略を練り、実行に移していけば良いのかの基本的な流れが知れ非常にためになった。

    自分のような戦略に関わらない末端社員でも戦略レベルの話を意識することで会社の動きが把握しやすくなり、中間のようわからん指示内容も背景が掴みやすくなるからオススメ。

  • 経営戦略について書かれている小説スタイルのビジネス本。
    もちろん経営戦略に関する一部しか書かれていないが、とても勉強になった。
    普通のビジネス本よりリアル。
    営業戦略、実践も勉強になった。
    次回作「経営パワーの危機」も読んでみようと思う。

    ====
    No.1002
    競争相手の存在を忘れるなと言えば、そんなことは当たり前だと思うだろうが、実際にいつも競争相手のことを考えながら仕事をしている人々は、驚くほど少ない。


    No.1054
    新しく投資をする時の判断の決め手は何かと尋ねれば、平均的に返ってくる答えは、だいたい次のようなものである。
    (1)まず第一に、その会社の経営陣。社長は人材として一流か。異なった分野の人々がうまく組み合わさっているか。彼らの過去の実績は。
    (2)やろうとしている事業が成長分野かどうか(市場の伸びがない分野で新企業が成功するのは至難)。
    (3)その市場の中でユニークさがあるか(競合に勝てるのか)。
    社長の質が最初にとりあげられているところがポイントである。
    ……
    今あなたが内容の似ている二つの投資先候補のうちから、一つだけを選ばなければならないとしよう。一社は社長の評価がA、技術の評価はB、もう一方が社長はB、技術がAだとする。あなたならどちらの会社に資金を提供するのか?
     もちろん程度問題であるが、一般論としては社長の評価がAの方に投資をする方が賢明だと多くのベンチャー・キャピタリストは言う。
     社長がAなら、彼は自分の会社の技術がBであることを理解する。だからそれなりの対策や戦略を組むだろう。評価Bの社長はどこで判断を間違えるやら分からない……単純に言ってしまえば、そんなロジックなのである。


    No.1295
    価格は相手が受けるメリットで決まるものだ。こちらのコストではない。
    ……
    コスト一円でも、相手にメリットがあれば一万円でも売れる。コスト一万円でも、相手にメリットがなければ一円でも引き取ってくれない。価格決めは、客のロジックを読むゲームである。


    No.1755
    計画が計画通りいかないのは常である。それ自体をいくら責めたところで、いかないものはいかない。大切なことは、当初組み立てた成功のシナリオのどこが崩れてきたかを早く発見することである。
     たとえ事業がある程度の成功を収めつつあっても、当初のシナリオとの乖離をシビアに検討することが、あなたの当初の判断の間違いを検証し、そこで「失敗の擬似体験」をすることになる。


    No.2222
    実戦的「戦略プロフェッショナル」の条件
    ……
    (1)トップとして、強いリーダーシップを発揮する覚悟があること。その目標がなぜ達成されなければならないかを部下に説得し、士気を鼓舞し、創意工夫を促し、「共に考え、共に戦う気概」を見せなければならない。
    (2)新しい戦略を考え出す作業手順をマスターしていること。作業のステップごとに、どんな選択肢があるのかきちんとチェックし、責任者として自分でそれを詰めていく「緻密さ」を持っていること。
    (3)誰もやったことのない新しい戦略を実行に移そうというのだから、多少のリスクは気にせず、また何があっても「夜はグーグーとよく眠れる」性格であること。


    No.3072
    先駆的な仕事にチャレンジする意欲と能力のある者を峻別し、できる者にはどんどん機会を与えていかなければ、会社全体が競争に生き抜くことができない時代になりつつある。
     もちろん、そうしたやり方をすれば、今まで以上の確率で失敗する者も出てくる。しかし、その人たちを失敗者だと葬ってしまっては、その会社はこれから先、たちまちのうちに人材が枯渇してしまう。だから、これからはもっとリスク・チャレンジを許す人事体制が不可欠になってくる。


    No.3195
    日本のビジネスマンの多くはいま、熱くなることを忘れている。「論理性」と「熱き心」の結合、それがいま日本のビジネスマンにもっとも求められていることではないか。それなくして、本書で言う「戦略的経営者」への道を見いだすことはできないと思う。

  • 数年ぶりに読み返したのだが、ビジネスにおける戦略立案が小説仕立てになっていて読みやすかった。

    ヒントになるところもあるが、こればかりは自分で手を動かさないと何も身につかない。

    どこが勝負どころなのかをデータを紐解きながら迫っていく様は、やはり面白い。

    結局、膨大なデータと仮説・検証を繰り返しながら戦略は組み立てていかないといけないのかもしれない。

    その効率を上げるためにフレームワークを活用することが必要なのだと思う。

    勉強と実践を繰り返そう、と改めて思った。

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著者プロフィール

ミスミグループ本社シニアチェアマン、第2期創業者
1967年一橋大学経済学部卒業。三井石油化学を経てBCG勤務。75年スタンフォード大学経営学修士(MBA)取得。30代から経営の実践に転じ、赤字会社再建やベンチャー投資など数社の代表取締役を歴任。86年三枝匡事務所設立。2002年よりミスミ代表取締役社長、2008年代表取締役会長兼CEO、2018年より現職。2001年から一橋大学大学院客員教授。2009年内閣府参与。

「2021年 『V字回復の経営 増補改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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