浜村渚の計算ノート (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 小学校高学年の娘と一緒に読んでいます。
    話の大枠は、実際にはありえない事でしょうけれど、細々と出てくる算数•数学の理論は実際にあるもので、空想と現実が上手く絡み合っている話だなと感じます。
    主人公だけでなく、警察のメンバーの個性も憎めない可愛らしさがあり、応援したくなります。
    私は数学が好きなので、理論や定理も面白いですが、数学が根っから嫌いという方は読むのが大変かもしれません。

  • 久しぶりに紙媒体。
    中学生の息子に、と思い買った本を私がまず読んだ。
    数学というと難しいけれど、実は生活に身近にあって考えてると楽しいものだと思う。

    主人公浜村渚は、難しい問題もすらすら解いていく。数学の内容はよく分からないけれど、爽快感が得られる小説。
    もちろん、数学っておもしろいかも!とも思える。

  • 数学の話が所々で出てくるが分からなくてもストーリーの理解には影響がないし分かればより楽しめる。文章自体はとても読みやすい。シリーズになっているので続きが気になる。

  • 数学を軸にテロ組織と戦う。親玉がいて、毎回手下と戦う構図が、本作のややトロンとした雰囲気と相まって、タイムボカンシリーズを思い出させる。ちゃんと数学のアイデアに拠っていても、語り手の武藤刑事に数学的な素養がないという設定のために、数学アレルギーでも投げ出さないで済むだろうなと思う程度にうまく中和されていて読みやすい。ただ、一話一話のミステリとしては相当に軽い感じで、そこもタイムボカンシリーズを想起させた一因。人気でシリーズ化されているようだけど、僕の好みよりちょっと軽過ぎるかなぁ。

  • 数学として難解な表現は無く、文系な人でも楽しく読める。自分の高校時代の記憶が徐々に思い出されて楽しい。

    ミステリーとして読んでしまうと、中学生に頼りっぱなしの組織、簡単に人を殺してしまう組織などツッコミどころは満載なので、あくまでも数学ファンタジーとして読む事が大事

著者プロフィール

1980年千葉県生まれ。2009年『浜村渚の計算ノート』で第三回講談社birth小説部門を受賞しデビュー。「ブタカン」「西川麻子」「猫河原家の人びと」などシリーズ多数。2019年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が各ミステリーランキングや書店年間ランキングにランクインし、本屋大賞にもノミネートされた。

「2023年 『あかがみんは脱出できない(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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