藁の楯 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 【小説版リアル鬼ごっこ】

    あっちはラノベ版で、この木内作品こそが本物のリアル鬼ごっこだったんだ!

    我々読者が暮らす実存社会(あるいはそれに大変近しい近代国家)を舞台に起こる変則的デスゲーム

    この手の作品でようやくズドンとど真ん中に撃ち込んでくれた作品

    ゲーム性を持つストーリーの中で複数の人の生死を扱うなら当然最低限の文章力は欲しい

    もうこの時点で本作こそが求めていた小説版リアル鬼ごっこだ
    そしてちゃんと面白い
    満足満足

  • 2人の少女を惨殺した殺人鬼の命に10億の値がついた。いつ、どこで、誰が襲ってくるか予測のつかない中、福岡から東京までの移送を命じられた5人の警察官。命を懸けて「人間の屑」の楯となることにどんな意味があるのか? 警察官としての任務、人としての正義。その狭間で男たちは別々の道を歩き出す。

  • 誰が救われたんだろう。
    設定が設定だけに、読む手が止まらないけど、清丸は早々に殺しておくべきだとしか考えられない。

  • 読む手を止められなかった。エンタメ作品だと分かっていても、清丸以外の登場人物の気持ちは大なり小なり理解できる部分もあり、何ともやり切れない気分になる箇所が多かった。
    モヤモヤする読了感だが、面白かった。

  • 原作と映画両方見ました。原作はより自然な人間の感情がでていて面白かったです。特にお父さん。。。
    大事なものを失うという経験がまだ少ないのでとやかくは言えませんが、かなり感情移入しました。映画は映画、原作は原作で別のものとして楽しむのがいいなと思います。

  • ‪正直ビーバップは大好きで、その著者の小説って知らなかった。良くも悪くも映画化が先にあるかの内容だなと思ったら、映画監督もされてるそう。納得。正直、銘刈の使命感はずっとモヤモヤする。皆が金に目が眩んでるだけの書き方だけど、この犯人相手ならそれだけじゃないはず

  • 設定は面白い。

  • 残忍な犯罪者を安全に護送しなければならない警察官の物語。被害者の祖父が仕掛ける策で、同僚までも疑わざるを得ない中、任務を全うしようとする。私は、そんな場面に遭遇したら多数側になりそう。罪を憎んで人を憎まずというが、言うだけなら言える。実行するのはとても難しい。

  • 命を狙われてる殺人犯を護衛する話。
    全体的に暗くてラストも救われない。
    もっと前向きな終わり方がよかった気がする。暗い気持ちになった。

  • 読み始めは引き込まれたけど中盤以降はいまいち…。しりすぼみの印象。

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著者プロフィール

1960年、福岡生まれ。2004年、『藁の楯』(2013年映画化)でデビュー。同書はハリウッドでのリメイクも発表されている。他著に『水の中の犬』『アウト&アウト』『キッド』『デッドボール』『神様の贈り物』『喧嘩猿』『バードドッグ』『不愉快犯』『嘘ですけど、なにか?』『ドッグレース』『飛べないカラス』『小麦の法廷』がある。

「2022年 『バッド・コップ・スクワッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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