椿山課長の七日間 (朝日文庫) [Kindle]

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.83
  • (13)
  • (21)
  • (18)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 139
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (416ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 2013/4/17 Kindleで読了、主人公は46歳で急死したデパートマン椿山課長。現世にどうしても戻りたいと訴え、戻ったはいいが姿は似ても似つかぬ美女。正体を明かすことができず・・・。現世に戻ったことで、生きているときには知らなかったこと、嬉しいことも悲しい事実も知ることになってしまったけど、最後は心穏やかに極楽浄土にあがっていく。私も今年椿山課長と同じ46歳になりますが、もし急死してしまったらやはり色々と未練が残るだろうな・・・。「人生、一片の悔い無し!」って死ぬときに思えたら最高だけど、やはりなかなか難しい。月並みだけど、あまり小さなことにくよくよせず、今こうして生きていること、働けること、家族と笑いあえること、そんな日常に、周りの人々に感謝しながら生きていけたらいいなと思いました。ヒットマンに間違って殺された武田、交通事故で幼くして無くなった雄太君のストーリーも心温まります。映画化もされているので、DVDで観てみたい。

  • 以前読んだことがあるけど、Kindleでセールだったので買った。婦人服課長の椿山さんは販売セールの最中に脳溢血で亡くなった。中陰役所では免許の更新講習みたいでビデオを見てボタンを押したら極楽浄土にいけるそうだ。しかし自分には邪淫の罪が着せられた。それをはらすために地獄に落ちるリスクもあるのに現世に戻った。しかし三日間しかない。

  • 面白い2時間ドラマを見た印象。
    昼ドラのような人間関係も良し。

  • デパートマンである主人公の課長が過労死。死後の世界から生前の罪の汚名をすすぐため、女性(!)となって現世に舞い戻るお話。妻の浮気やら、不義の子やら、戻らない方がよかったんじゃなかろうか。ラストの印象が少し弱かった。

  • 浅田次郎という作家は有名なことは知っているが読んでいなかった作家だったが、職場の上司の紹介で初めて読み始めた。
    この作品もたしか映画化されているな・・・位の認知度だった。
    読み始めは、死後の世界の設定が「ありきたり」な感じがしていたが、読み進めるにつれて様々な人物が登場し、それぞれの視点で物語が巧妙にからまり、どんどん引き込まれていった。
    エピソードのつながりがご都合主義のように思えたこともあるが、この世もあの世も、神様の采配で、何かを学ぶために「縁」というものでつながれている・・・という仏教の考えを鑑みれば、ご都合主義ではなく、これは作者の意図とするところだろうと思う。
    とくに椿山課長の父親の存在が、この物語の芯となっているように思える。
    最後の「こわいところ」へ覚悟をもって、余裕さえ感じさせながら旅立つところと、椿山課長が母親に父親の懺悔ともいえる母(妻)への思いを伝えるシーンで涙が流れて、泣いた自分でもびっくりしてしまった。
    仏教の教えを読むことがもともと好きだったこともあって、自分のなかにすっと入ってきた物語だった。

  • 西田敏行と伊東美咲主演の映画は観たことありましたが、Kindleでセールしてたので購入してみました。まぁ、あの世とこの世が舞台のファンタジーなんだけど浅田次郎は小説上手いなと思います。ところどころ地の文に著者が顔を出すのが玉にきずかな。

  • ファンタジー的な部分が多くて、忘れてしまうけど、よく考えると重〜い内容なんです!最後は不条理な部分があって…

  • 一日一日をどう生きるかって重要だなぁ。
    自分が死んだとき、そして小説の舞台のような場所へ連れていかれたら、
    何も考えずにエレベーターに乗るだろうなぁ。
    というようなことを考えたストーリーでした。

    おじいちゃん、天国に行って欲しかった!

  • エンターテイメント 一気読みです

  • この世にやり残したことがあると姿を変えて現世に戻るお話。戻らなければ知らずに済んだ苦い事実もあるけど、戻ってこそ分かった大切な真実もあり、自分ならどうするだろうと考えさせられた。生きている時にどれだけ真実に気づけるだろうか。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京都出身。
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞それぞれ受賞。2015年には紫綬褒章も授与されている。
2018年現在、日本ペンクラブ会長、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員を務める。2018年12月15日、『輪違屋糸里』が藤野涼子、溝端淳平、松井玲奈らの出演で映画化。

椿山課長の七日間 (朝日文庫)のその他の作品

椿山課長の七日間 単行本 椿山課長の七日間 浅田次郎

浅田次郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
東野 圭吾
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印

外部サイトの商品情報・レビュー

椿山課長の七日間 (朝日文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする