バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫) [Kindle]

著者 : 井上堅二

• KADOKAWA (2010年12月2日発売)

感想・レビュー・書評

[吉野シンゴさんの感想 · 2018年9月30日]

「世界史の田中教諭はおっとりとした初老の男性で、その採点の甘さには定評がある。」テストの点数がそのまま召喚獣の戦闘力となる「試召戦争」。頭の良さで劣る学年最弱F組が、知恵と体力でどうにかして学年最強A組を倒すことで、「勉強なんてできなくてもトップに立つことができる」ということを証明すべく戦う。そんなバカ小説『バカとテストと召喚獣』。テストの点数で戦うとか、設定はすげー面白かった。あ、でも、保健体育の点を取ることに特化したヤツの戦闘シーンも楽しかったし、各教科の先生の特徴で戦略性を持たせるのも笑えた。うん、なんかバカがバカなりに全力で天才に挑むのって楽しいよね。

著者プロフィール

処女作『バカとテストと召喚獣』(ファミ通文庫刊)でいきなり大ヒット。次回作としてオリジナル漫画原作『ぐらんぶる』に挑戦、またもヒットとなる。

「2023年 『ぐらんぶる（20）』 で使われていた紹介文から引用しています。」