不死蝶 「金田一耕助」シリーズ (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 中編「不死蝶」は一人二役や洞窟の迷路など何度も使われたネタなので、新鮮味が無いのが残念。少し長めの短篇「人面瘡」は金田一ものの短篇では「百日紅の木の下で」に並ぶ大傑作。殺人トリックは良くあるものだが、人面瘡の謎解きと物語の見事なリンクに、爽やかな結末が心に残る。

  • 『不死蝶』
      かつて起きた殺人事件。ブラジルから来たモデルの母親は殺人犯か?
     金田一耕助の鼻先で起きた殺人事件。消えた母親の行方は?過去の殺人と現在の殺人の謎。

    『人面瘡』
      妹を2回殺したと主張する女。淵で見つかった女の死体。落ちるように細工された柵。

    2009年2月2日購入

    2009年2月3日初読

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著者プロフィール

1902 年5 月25 日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。
1921 年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。大阪薬学専門学
校卒業後は実家で薬剤師として働いていたが、江戸川乱歩の
呼びかけに応じて上京、博文館へ入社して編集者となる。32
年より専業作家となり、一時的な休筆期間はあるものの、晩
年まで旺盛な執筆活動を展開した。48 年、金田一耕助探偵譚
の第一作「本陣殺人事件」(46)で第1 回探偵作家クラブ賞長
編賞を受賞。1981 年12 月28 日、結腸ガンのため国立病院医
療センターで死去。

「2022年 『赤屋敷殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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