フリー ―<無料>からお金を生みだす新戦略 [Kindle]

  • NHK出版
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感想・レビュー・書評

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  • 【印象に残った話】
    ・フリーのビジネスモデルは大きく四種類
    ・1つ目は、内部相互補助
     ・1つ買ったら2つ目タダ等
     ・結局みんな、喜んで金を払う
    ・2つ目は、三者間市場
     ・テレビ等メディアが制作物をタダかそれに近い価格で消費者に提供
     ・宣伝したい企業から広告収入を得る
    ・3つ目は、フリーミアム
     ・基本版を無料、プロ版を有料で提供
     ・五パーセントルール、つまり五パーセントの有料ユーザーが残りの無料ユーザーを支えるビジネスモデル
    ・4つ目は非貨幣市場
     ・対価を期待せずに労働する
     ・Yahoo知恵袋の回答で評判を得たい、無料であげますをして評判を得たい、無料で音楽配信してCD売上伸ばしたい等
    【アクションプラン】
    ・自作のコンテンツをフリーミアム戦略で売る

  •  コンテンツ産業は無料になりたがっている、というのが本書の主張。
     では、既存産業の利用料を無料に引きずりおろすのに、うちの家業たる大家業で無料を実現することを考えてみた。

     以下、妄想である。

     不動産業ではシェアリング、サブスクリプションモデルがここ数年で新しい業態としてできつつある。
     家に住むとして昨今のサービスとして代表的なのは、

    ADDress:定額住み放題。形態は共同賃貸借契約。
    HufH:定額住み放題。形態は簡易宿泊所による旅館業法
    OYO:とても簡単な不動産屋
    Airbnb:民泊

     このくらいしか知らないが、当たり前田のクラッカーだけど無料ではない。当然。
     「無料 家賃」でネット検索してみると、家賃無料期間のフリーレントや、田舎で探せなど結果は出てくるけどそうじゃなくて。

     さてどうやれば家賃が無料で提供できるのか考えてみた。

     思いついたのは学生寮。
     一部屋をいくつかに区切った簡易宿泊所のようなスペースをゼロ円で提供する。
     その代わりに、月に何回か求人サイトのイベント・セミナーに参加することを条件にするとか。

     家賃の肩代わりしてもらう相手は就職サイト会社。
     就職サイト会社が学生を企業と引き合わせるのを仲介するなら、その就職サイト会社に家主が学生を仲介してもよいのでは。
     そうやって、イベント・セミナーに学生を参加させるのに協力する代わりに家賃を肩代わりしてもらうのはどうだろう。

     学生としても無料で寝場所は確保できるし、無理やりにでも就職に対して考えておいた方がいいはず(という俺の経験上)。
     
     もし全然うまくいかなかったら?
     だったら民泊か簡易宿泊所にしちゃえばいいんじゃないの。


     以上、妄想でした。
     大家業引継ぎを目論んでGW中は10年ぶりくらいに宅建のお勉強中です。
     ヒマなので。

  • ちょっとずつちょっとずつ読み進めて一応読了。 今更感もあるけど。 今でこそ「当たり前」に近いことがたくさん書いてあるけれど、フリーはこれからもウェブのスタンダードだと思う。

  • フリーを実現するには3つの選択肢がある
    直接的内部相互補助
    三者間市場
    フリーミアム

    また、注目と評判という非貨幣市場もフリーを実現する際の関連性が大きい

    ビット経済とアトム経済という比較を行い、ビット経済において限界費用はゼロに近づく

    潤沢さと希少さという概念を用いて経済を説明しているのは面白いし、フレームワークとしても有益そうである

  • お金を払わなければ価値のあるものは手に入らない、フリーは常にコストを隠している。
    デジタルが推進している世の中で無料のサービスがたくさん供給されているが、実は裏で収益マネジメントがされているという話。これらをフリーミアム戦略というが、結びだけ読めば事足りる。

  • "今"を読んでいる気がする、全く古びていない。

  • ネット初期世代の自分としてはとても面白かった。
    情報は無料に成る流れはやはり止められそうにないね。
    デジタルコピーは劣化しないから。
    でも、まともな情報源としての新聞は必要なんだよね。
    今後、どう成っていくのか?NHKみたいに成るのかね?

    パチンコも50銭パチンコとか出てきて、その内0円パチも出てくるんだろうなぁ。
    そうしたら、その後の中毒者生産にも成りそうだから法律で禁止されそうだなぁ。

  • 【 #書籍紹介 】#BizHack
    10年以上前の #クリス・アンダーソン 氏の
    ベストセラー本です。

    フリーなものが増えた今、
    再度読み直してみて、あなたのビジネスにあてはめて、
    考えてみるのも良いかもしれません。

    古さは感じません。
    #フリー<無料>からお金を生みだす新戦略
    https://amzn.to/3qnnr72

    2021/1/16

  • フリー ―<無料>からお金を生みだす新戦略
    2009/11/21

    海外の事例ばかりだが日本に当てはめると理解が進む
    2011年12月8日記述

    ロングテールという言葉の名付け親であるクリスアンダーソンさんの本。
    2009年11月に出版されている。
    クローズアップ現代でも取り上げられていた。
    [...]

    無料であっても利益を出すという現実が始まっていることに衝撃を受けた。
    本書はオーディオブックとしてすべての内容を聞くことができます。
    [...]

    (他のレビュアーの方が紹介していたものですが重要だと思うし英語の得意な方や英語の勉強に良い)
    本書は長いのと海外の事例が多く紹介されているため日本人にとって馴染みの薄いのが欠点です。
    出来れば各章ごとに重要点をまとめてくれていたら助かったのですが。

    本書によって今、ネット上のサービスで無料のモノが広がった過程やどのようにして設けているのか
    その種類などが大まかに理解できます。

    例:ニコニコ動画は有料会員(プレミアム会員)によって支えられている=フリーミアム

    他にも大まかな基準、平均が把握出来て良い。
    (・youtubeが成立するには1000人に1人アップロードする人がいれば良い)
    (・一人が現実世界で密接な関係を作れる上限は150人。)

    他に音楽などで今、youtube上にB’zや宇多田ヒカル、GLAYなど日本の音楽家たちも公式チャンネルを
    設けているようになりました。それによってより多くの人に知ってもらい、コンサートに足を運んで
    もらったり、グッズを購入してもらうことで利益を上げる。など今実際に起こっている現象が
    どういう意味を持ち、どうやって利益を出すビジネスモデルになっているかも本書では解説しているのです。

    グーグルのサービス(Gメール、ドキュメントなど)が多くの利用者を獲得できる理由も納得いくことでしょう。
    インターネットの登場によって世界にどのような変化が起きてきたのか、そしてそれはどういう意味を持つのか本書をきちんと理解しておくことで、これからどうしていくべきか答えを出すのに役立つと思います。

  • 無料から生まれるビジネスの手法について紹介している。

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