ローズマリーの赤ちゃん リストア版 [Blu-ray]

監督 : ロマン・ポランスキー 
出演 : ミア・ファロー  ジョン・カサヴェテス  ルース・ゴードン  シドニー・ブラックマー  モーリス・エバンス  ラルフ・ベラミー 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
4.00
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113746410

感想・レビュー・書評

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  • 1968アメリカ映画

    西洋では「悪魔」の存在が大きいのか。キリスト世界に対する悪魔。日本の地獄、閻魔様とは全く違う概念。絶対的な良い世界であるキリスト世界に対する悪魔。そしてそれを崇拝する人もいる、という世界。キリスト教徒でないと理解しえない概念では。

    ミア・ファローがとても魅力的だ。1968公開だが、コインランドリーがあり、柔軟剤があるのに驚いた。

    原作アイラ・レヴィン(1967) なんとローズマリーの赤ちゃんの続編を書いていて、映画では生まれた子が悪魔かどうかは明かされていないし、メイキング映像でもポランスキーは、「最後はあいまいな方がいい」と言っていた。が、続編では悪魔として育って新興宗教の教祖になっているという、評価は低かったようだ。

  • 【あらすじ】
    俳優ガイとその妻ローズマリーが越してきた新居は、その昔殺人事件があったらしい。引越早々、同じビルに住むテレサが自殺したことがきっかけで、テレサの養父母であるカスタベット夫妻がローズマリー達と仲良くなる。ある日ガイのライバルが失明し、ガイに舞台のチャンスが廻ってくる。忙しい日々の中、ガイとの仲がぎくしゃくするローズマリーは野獣に襲われる悪夢を見る→妊娠。寝ている間にちょっと燃えたんだよね!とガイは言うが…。

    【以下ネタばれあらすじ】
    カスタベット夫妻は知人の名医にローズマリーを任せ、自作のハーブドリンクを飲ませる。つわりが酷すぎて疑うローズマリー。

    相談相手の親友は会う当日意識不明→死。形見の本には夫妻とその周辺が悪魔と通じていることを示唆→不安は募りヒステリックなまま出産するが死産→信じられないまま隣家に忍び込むと、そこにはガイと死んだはずの赤ちゃん(縦眼)がいた。

    ローズマリー悪魔の子である赤ちゃんを育てる決心をするのだった。

    ※2006年3月-2011年1月までやってたブログより転載

    ミア・ファローが病的に細いです。

  • カルト集団により悪魔の子を孕まされたローズマリー。

    カルト集団により数々の危険に晒され必死で逃げだし、赤ん坊を守ろうと懸命に闘うローズマリーだが、「妊娠して妄想に取り付かれている、悪魔とカルト集団という妄想でおかしくなっている」として出産直前に遂に捕まってしまう。
    そして赤ん坊は死産だったと告げられたが、アパートの中で赤ん坊の声がすることに気付き隣室へ忍び込むと、そこにはカルト集団がゆりかごを取り囲んでいる光景があった。
    明らかに人の姿とは違う赤ん坊を、産まれる前に死んだとして生きていくか母親となるか選択を迫られる。
    カルト集団の一味である老婆が赤ん坊をあやすために激しくゆりかごを揺らすので更に激しく泣く声を聞いて、ローズマリーは母親となる決意を固めるのであった。

  • ★.:† 色褪せない秀作ホラー †.:★





     本作の公開当時、私は小学校高学年。
    ベリーショートで妊婦姿のミア・ファローが、物語の概要と共に映画雑誌に掲載されているのを目にした日の衝撃、今でもよーく覚えています。


     実際の初見はその数年後、某TV局の洋画番組でしたが、以来、放送されるたびに何故だか、何故だか…不思議と観たくなってしまうんですねぇ。
     つまり、"それだけ魅力ある作品!"ということだと思います。



     「シャイニング」同様、ストーリーを知っているのに拘わらず何度観てもそのつど、新鮮な恐怖が襲うのは、やはり構成然り、演出然り、俳優さんの名演技によるものでしょう。



     ローズマリーが夫を含めた周りの者たちのへの猜疑心に苛まれながら、妊娠後期の大きなお腹を抱え、みるみるやつれていく様はリアル、且つ、とても哀れです。


     ここでの夫:ガイ役のジョン・カサヴェテス、ひじょうに好きです。
    俳優としての欲望に走り、最愛の妻を悪魔に売る夫… 
    これは妻を殺害するよりも或る意味、遥かに冷酷で無慈悲な行為と感じます。


     そんな夫であるガイに唾を吐き掛けた瞬間、ローズマリーの心はガイと訣別するのがうかがえます。

     "母性への開眼”で終わる《ラストのファローの見事な演技》これこそが “いちばん恐ろしくもある”ような…


    ☆.:*・’・*:.。☆。.:*・’・*:.。☆。.:*・’・*:.。☆。.:*・’・*☆. 

     
     *またポランスキー監督の“細部”にも拘りをみせた演出が実にナイスで見事です!



     //どういう点かといいますと…//



     アパートの住人の誰かが、ピアノをレッスンしている…といった設定のようでして。
    時おり『エリーゼのために』が、本当に微かですがシーンの背景で聴こえているのですが…

     そのピアノが時の経過につれ、きちんと上達していっているのです!

    そのことに昨夏、本作をヘッドホン使用で鑑賞したことで初めてそこに気づくことができました。本当に驚きました、ポランスキー監督の細部への拘りに。



     ◆大好きな作品の再見で、このように新たな発見をするということは実にうれしいものがありますね◆




    *追記*

    2014-10-19(Sun)付けにてブログの
    「My Favorite Movie(vol.4)」として
    本作をアップいたしました。
    よろしければそちらも併せてご笑覧下されば幸いです。
    ※当該記事URLは下記となります※

    http://aiyoeienni.at.webry.info/201410/article_3.html

  • 悪魔か。
    ブゥードゥー。

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