- Amazon.co.jp ・電子書籍 (312ページ)
感想・レビュー・書評
-
選挙前から読んでてやっと読み終えた。
ウェブは使わざるを得なくなるでしょうね。禁止する理由がもう…
いつまでも未知なものを恐れないチャレンジャーでいたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「『一般意志2.0』(東浩紀)を実現・サポートするためのサブテクスト」と著者自身が評する本書。
なるほど、『一般意志2.0』では政治とウェブのコラボが「ニコニコ動画」という陳腐な例示しかなかったが、ITジャーナリストの例示はイギリスの「You Choose」やアメリカの「Save Award」など、実に多彩。
とはいえ、『一般意志2.0』を読み思い描いた未来(民主主義2.0)に対し、本書に書かれる現実はなかなか厳しいものがある。
「フェイスブックやツイッターで私たちが世界を動かせる時代」は、もう少し先かな。
より深く理解するために、「一般意志2.0~ルソー、フロイト、グーグル~」(東浩紀 著)を併せ読むことをお奨めします。 -
ウェブを活用した政治・政策に向けて
筆者の実体験や政治家の取組み、政治の現状を綴った本。
これからの日本の政治を考える上で
読んでおいていい本だと思う。
第1章 政治的無関心は何を引き起こすのか
第2章 ウェブでつくる新時代のデモ
第3章 ソーシャルメディア+マスメディア=?
第4章 ネット世論を考える
第5章 ネット選挙にみる次世代の民主主義
第6章 政治家のソーシャルメディア利用術
第7章 問われるソーシャルメディアリテラシー
第8章 きみが政治を動かす
終 章 ガバメント2・0が実現する社会へ -
webにてよって政治を動かそうという趣旨。
自分に関係してくることに対してお祭り気分で不平不満を言うもの。
政治を変えるのは選挙で投票するか立候補するのが一番の近道だと思う。
政策ではなく国家のあり方を考えていかないといけないと思う。
国家の役割は国民の生命、財産を守るのが1番の役割じゃなかったのかな。
余計な規制や規制緩和の政策は特定業界の利益を生んだり利益を守ったりして全体の成長を鈍化させるんじゃないかな。
細かい行政は地方に権限を移し、小さな政府、夜警国家になるべきと昔大学で勉強したような。
そうなれば国民も政治に興味を持たざるをえなくなるんじゃないかな。
根本を変えないとwebで政治は動かないしwebも所詮今までと同じ特定業界のロビーイングに過ぎないのではと思った。 -
話し言葉でとは思わないけれど、ツイッターで拝見しているtsudaさんよりも微妙に肩に力が入っている感じがして、少し違和感がありました。おカタいネタだからこそ、やわらかい語り口でもよかったのではと。枝葉の話ですが。
-
ネット選挙の解禁は急務である。若者は選挙に行け。この二点は普段から自分が考えていることと全く同じだったので共感できた。電子書籍は250円,選挙前に一読する価値はあると思います。
-
衆議院が解散され、政権が代わろうとしている今にまさにうってつけの本。
政治家がメディアであるべきという論点に共感できる。
かつては時代をリードしていたのが政治家であったような気もするが、現在では時代の変化の方が速過ぎてついていけていない政治家が多い気がする。時代と共に政治家に求められる資質は変わってくるであろう。
一方で、有権者にも同様に変わらなければいけないとこの本は解いている。
各種サービス、デバイスで情報が極端に民主化された現在では、情報を効率よく適切に取捨選択して、真実を見極めるスキルが求められている。また、その気になればネットを通じて発信し、動かす力さえ持っている。ある意味、政治家、マスメディア、有権者が同じ土俵に立っているとも言える。
現時点で残念ながら政治家が選挙活動にウェブを活用する為の法整備が進んでいないが、有権者は自由に発信できる。今回の選挙にネットを通じた政治活動のムーブメントがどの程度影響を及ぼすか楽しみでもある。 -
初Kindle本。
「Twitter社会論」の発展版。
デモの考え方やオープンガバメントの事例が興味深い。
ウェブによる「政治の日常化」はできると思う。というかすでに始まっている。
ネットがもたらす多様性が、これまで政治に関わる事に近寄り難さを感じていた人たちの受け皿として機能するはず。