ELLE JAPON (エル・ジャポン) 2013年 01月号 [雑誌]
- ハースト婦人画報社 (2012年11月28日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
感想・レビュー・書評
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第2特集の「本好き47人の人生を変えた165冊」で買い。
作家・書評家さんの選ぶ本や、国内外の素敵本屋さんのページを見るのも楽しいけれど、まったく生活感のない(いや、これが日常のかたもいるかもしれないけれど)『ELLE』らしいくくりといえば、その中の「この本との出会いが私を変えた セレブリティの読書遍歴」だと思う。パティ・スミスがジョイスやメルヴィルを読み、マリアンヌ・フェイスフルはブルガーコフにオースティン、ジェリー・ホールがサッカリーやヴォルテールを挙げる。彼女らのパンキッシュで波瀾に満ちた人生のかたわらには、さりげなく骨太の古典があるのを知って、わけもなく嬉しくなった。まさに「可愛いだけじゃダメかしら」なのだよ(笑)。それに、若手女優でもその発言が注目される人には、古典に親しんだ時期があったりする。本がその人となりのすべてを作るとはいえないけれど、彼女らのやりとりの知的さや聡明さのもとを作っているのが、自分も読んだことのある本だと思うと、勝手に同志感を抱いて、出演する映画を観てみようかと思ったりするから、現金なものだとも思う(笑)。
あと、「エル・エディターの着回し30days」という特集が、『Oggi』の名企画「30日コーディネイト」と同じコンセプトながら、ワタクシのような下々の者にはまったく使える余地がなくてワンダフルでございます。アップル型のクラッチバッグ、可愛いけど。
おまけの手帳が可愛くて使いやすそうなので、本好きさんだけでなく、来年の手帳を見つけられないかたにもおすすめできる号ではないかと。 -
「本好き47人の人生を変えた165冊」。47人のなかに、ボーイ・
ジョージがいるって、すげぇw
には興味無いなぁ、と思ったけど。面白そう~
には興味無いなぁ、と思ったけど。面白そう~
この特集、面白かったですよ。まあ、正直いって、ああいうかたたちは...
この特集、面白かったですよ。まあ、正直いって、ああいうかたたちはお金と才能のみである程度何とかなるような気もしますが、キャラ立ちして残るための下支えは、本とともに作る知性なのかもしれないなあ…と思ったりしました。
機会があれば、本屋さんでぱらぱらしてみてください。重いですけど~。