64(ロクヨン) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (647ページ)

感想・レビュー・書評

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  • そこかしこで大絶賛でいろいろなところで昨年のベスト1にもなっていたので期待して読んでみたのだけれども……うーん、そーーーんなにすごい?と思ってしまった……。
    たしかにラスト近く、犯人を追うところはすごくサスペンスフルでおもしろくて時間を忘れて読んだけれども、それは本当にラストのほんの少しだけだったし。それよりも警察内部の刑事部と警務部の確執とかの話が長くて、くどく感じてしまって。単にわたしが会社とか組織内のあれやこれやに興味がないからかもしれないけど。刑事部に所属することがそんなに大切か、とか、警察組織をそれほど愛するとか誇りに思うっていうのがよくわからなくて。現実に、会社とか組織で働いている人なら共感できるのかもしれない……。
    マスコミ対応が大変だ、っていうところはよくわかったけど、現実もこんな感じなんだろうか。大騒ぎ、怒鳴り合いはもちろん、つかみ合い、大乱闘みたいな。警察もマスコミも自分の仕事や保身が大事で、事件解決自体はどうでもいいみたいな……。ちょっとがっかり。

    海外ミステリと比べてもしょうがないけど、海外ミステリだったらこういうマスコミ対応のあれこれなんか、皮肉なユーモアとかで、もっとエンターテイメントにするんじゃないかなあとかもちらっと思ったり。

    そして、結局、最初の問題は解決していなくて、まあ受け入れられなくはないんだけど、なんかすっきりしない……。

  • 初めてのWeb書籍。読み始めてみたら予想に反してほとんど抵抗がなかった。
    警察物は組織をどのように取り上げるかで、全然違った切り口になり、それなりに興味深く読める。
    警察のミスで未解決の事件の被害者が加害者になる、それだけなら珍しくない設定だが、警察の広報官を主人公にし、刑事部と警務部の対立も盛り込み、また、主人公の家庭事情も絡めて話に厚みを出している。
    思わず一気読みした。満足。

    • koba-book2011さん
      めちゃくちゃ読むの早くないですか?えー!
      どのくらい、イッキ読みしたんですか?一日?
      僕は楽しみにしていてまだ読めていないです・・・。
      スマホで読んだんですよね?
      2013/01/13
    • chapopoさん
      はい、スマホで。
      正確に言えば、通勤の帰り、駅からのバス二回と、家に着いてから翌日にかけての深夜と、翌朝食後…でしょうか。
      最初の様子見の段階では、Aにも、Web本棚の表紙が小さくて、私の今の視力では、夜のバスの車内灯下では本棚の本が選べない等と泣き言を言ったのですが、コツを掴んでしまってからは一気でした(笑)。
      ありがとうございます。

      2013/01/13
  • 脱帽。オモシロかった!

    ミステリーですねー。

    終盤で、「おおおおお!そうくるかぁ!すげええええ!」、と何度も。。。

     くどくどは言いません。後半以降、昨夜久々、止まらずにど深夜までかけて読了。後半は止まらないと思います。
     クライマーズ・ハイより、面白いのでは?並ぶ? 
     このレベルのモノをまた書けるのだったら、横山さんホントに凄い作家だと思う。

     クライマーズ・ハイが好きだった人、ミステリー好きな人、警察モノ好きな人、大人な娯楽小説読みたい人、小説好きな成人男性、オススメです。

     冒頭から3分の1くらい、ちと、くらい。かも。

  • 横山秀夫の2012年作品。
    既にリリースから2年以上経過しているのだが、未だに文庫化される気配
    無し。深読みするのなら、価格が高いままでもまだ売れる作品と評価され
    ている、筈。

    横山作品はこれまでにもいくつか読んでいるのだが、間違い無くこの作品
    がいちばんインパクトがあった、と言い切れる。単純に文章量がもの凄く、
    速読を自負する僕でさえ読了にまる3日間を擁した。しかし、ただ長いだ
    けではもちろん無く、全編に得たいのしれない重苦しさと圧倒的な緊迫感
    が同居しているのが凄い。

    複雑で悲しい人間模様が渦巻いており、時折胸がやたら苦しくなる部分が
    ある。読んでいてハッピーになる種類の作品では断じて無いし、下手すれ
    ば救いも無い。ただ、読了後に何とも言えない清々しさを感じるのも間違
    いの無い事実である。

    現状がハードな人は、これを読んで自分の立ち位置を確認すべし。
    Kindle版で1,645円の元は、充分に取った。

  • プロットは面白い。面白い...のだけど...。
    結末の持って行き方はなかなか面白かったが、序盤に描かれている主人公の現状の葛藤や、マスコミという存在の説明がやたらくどかったのがたまらなかった。
    本来ならこの序盤の伏線で結末を盛り上げたかったのだろうが、あまりにもくどすぎて物語に入り込めなかった。
    最後に一言、三上の娘はそれでいいのか???

  • 警察の様々な部署にスポットを当てる作者だが、今回は広報官が主人公。
    家族、希望職場と現業との間での葛藤、部下との接し方等いろいろな悩みを抱える主人公は、警察官というより同じ社会人として共感を覚える。
    等身大の主人公と壮大な事件に挑み、明らかになっていく展開はさすがというべき。

  • で、娘はどうなったん?

  • だいぶ分厚い本ながら、とても引き込まれた。中だるみもなく、最初から最後まで一気にページを捲らされた感じがした。
    おかげで寝不足ですが。

    登場人物たちのいろんな想いに、心が揺さぶられる。

    心残りがあるとすれば…
    娘さん行方が知れないのと、主人公の顔がどんな顔なのか、という2点かな。

    もしこれを映像化するとしたら、一番ネックなのは、主人公をだれにするか、だ(笑)

    娘が失踪したその原因の一因たる、主人公の遺伝子を引き継いだ顔の作り。
    その遺伝子の持ち主を演じるなら、ガタイがよくてきっと背も高く、そして不細工でなければならない…

  • 超長かったけど、むっちゃ面白かった。横山秀夫らしい激骨太警察小説。主人公が広報官というのがまたよい、キャリアと叩き上げ、本庁と県警、刑事部と警務部、マスコミと警察、様々な対立と未解決事件64が複雑に絡み合いつつ最後には見事な場所へと収束していく様は圧巻だった。

  • 横山秀夫さんの骨太な警察長編小説。タイトルの「64(ロクヨン)」は昭和64年に起きたD地方警察署の未解決の幼女誘拐殺人事件。警察の警務部所属の広報官である主人公・三上を軸に、警務・刑事・マスコミのそれぞれの思惑が絡み合って物語は進んでいく。ラストまで読み応えたっぷり。

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