宵山万華鏡 (集英社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • それぞれが交錯する不思議な世界。
    また、その舞台に旅情を掻き立てられます。
    宵山祭りとは、かくも面妖なのでしょうか。

    ものぐるほしけれ。

  • 著者の長所と短所の双方が色濃く出てきているような作品。
    長所は、やはりエキセントリックな人物を描かせると天下一品であるということ。特に第二・三章は実に読ませる。
    短所は、「普通の小説」があまり上手でないこと。最初と最後の章が、この作品全体としての肝となるはずなのに、ここがいちばん弱い。ここがしっかりとかけていれば、「名作」と評価する人もたくさんいただろうになあと残念に思う。

  • 京都を舞台に、独特の世界を描いた小説を発表している、森見登美彦。
    先に読んだ『聖なる怠け者の冒険』の舞台になっていたのが、京都祇園祭宵山。

    『聖なる怠け者の冒険』
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B01LYQMIS5

    同じく、その宵山を題材にした作品があると知って、読んでみることにしました。

    6つの短編からなる、連絡短編集です。

    作品に共通しているのが、宵山当日(もしくはその日に向けた日々)を、題材にしていること。
    しかしその内容は、異界に取り込まれてしまいそうな怖い話から、宵山を舞台に繰り広げる壮大ないたずらまで、色合いが異なる作品が並べられています。

    それぞれの短編の中で登場人物がリンクしているので、「同じ世界を描いているのだな」と気付かされます。

    「あとがき」にあるように、お祭り、特に祇園祭宵山の持つ、”怖ろしさ”と”楽しさ”双方の感覚を、表現した作品なのだなあと、受け取りました。

    『聖なる』とは違い、格式の高い?文体が用いられています。
    京都という限られた題材を扱いながらも、ひきだしの多い作家さんなのだなあと、感じました。

    今回も森見ワールドに浸れたので、今後もまだ読んでいない作品を探して、取り組んでいきたいと思います。
     .

  • 幻想的な世界。祇園祭行く前に再読しました。

  • 彼女と姉の通う州崎バレエ教室は三条通室町西入る衣棚町にあって、三条通に面した四階建の古風なビルであった。(冒頭の一文)

    森見得意の、異次元京都物語。
    6章構成で、読み進めるほどにファンタジーな要素が理解でき、人物同士の絡まる糸がほどける感覚になる。のめり込める。

  • タイトル通り。幻想的な夜。

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著者プロフィール

森見登美彦(もりみ とみひこ)
1979年奈良県生まれの作家で、京都を舞台にした作品が多い。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年、『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2006年に『夜は短し歩けよ乙女』で本屋大賞2位、山本周五郎賞などを受賞し注目を集める。2010年『ペンギン・ハイウェイ』で2010年日本SF大賞、2014年『聖なる怠け者の冒険』で第2回京都本大賞、2017年『夜行』で第7回広島本大賞をそれぞれ受賞。2010年に『四畳半神話大系』がTVアニメ化、2018年8月に『ペンギン・ハイウェイ』が劇場アニメ化された。2018年11月に『熱帯』を刊行し、第160回直木賞、2019年本屋大賞にノミネートし、第六回高校生直木賞受賞。

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