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- / ISBN・EAN: 4547462084293
感想・レビュー・書評
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無意味な自分探し - 映画「マイブルーベリーナイツ」感想
http://vanshiptrip.caprug.com/20140421/3170/ -
2007年 香港・アメリカ・フランス・中国
ニューヨーク。失恋したエリザベスは、とあるカフェに出入りするようになる。毎晩ブルーベリー・パイを残して待っていてくれるカフェのオーナー、ジェレミー。優しい彼との会話に、心が慰められるエリザベスだったが、失恋相手が新しい恋人といるところを見てしまい、旅へ出ることを決める。数々の人々と出会いながら、エリザベスはジェレミーが待つニューヨークへ戻りたいと思い始める・・・。
久しぶりにずきゅんとくる映画でした。どこがいいっていうことを言葉では表現しづらいけど、強いて言えばどこかトラディショナルな雰囲気とセリフの秀逸さ、かな?
とりあえずジュード・ロウ演じるジェレミーがカッコ良すぎてヤバい。作品でジェレミーは突然いなくなってしまったエリザベスを1年近くもただ待ち続けるんです。時々来るハガキ以外に彼女の音沙汰を知る手がかりは皆無なのに。実際にはこんな人いないと思う。男性側から見たらふざんけんな!って感じでしょうwでもね、このジェレミーは私からすればこれ以上ないくらい理想的なのです。叶わないだろうと思いつつも、こんな人に巡り合えたらいいなとも思う。こんな恋愛素敵だなぁ♡
吹き替え版で観たのですが、セリフがとても深くて良い。カギや扉のくだり、人との出会いは鏡を見るようなものだとか、脚本か監督か分かりませんが言葉の一つ一つが沁みる。
なんで「ブルーベリー・パイ」なのかなって思ってたんですけど、その謎は公式サイトのカンヌ国際映画祭記者会見での監督の言葉で解けました。なるほどww確かにエリザベスは別にパイが食べたくてカフェに来てたわけじゃないだろうしな。しかしこのインタビュー全体的に面白い!
やっぱりラストシーンは胸を打ち抜かれます。綺麗だなーーって深夜3時にノラとジュードの二人をぼーっと見つめてました←
盛り上がり面でいうと物足りない映画なのかもしれないけど、どの人物の痛みも少しは分かるようになった年のせいか、しみじみと世界に浸ることができました。なんていうか、好きの一言に尽きる。 -
ニューヨーク、メンフィス、ネヴァダ。扱われる素材はドロドロだけど、まるでポストカードのように美しいシーンの数々。
music by Ry Cooder