1度きりの人生だから絶対に後悔したくない!だけど、まわりの目が怖くて、なかなか動けない。そんな20代の君が1歩を踏み出す50のコトバ [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • コトバを整えると行動が整う
    また読み返そう!

  • -新卒で入った会社を辞めた時、一番かわいがってもらっていた上司にもらった一冊。ずっと読もう読もうと思って読めなかったが、風邪引いて時間ができた隙に読んだ。
    -全体的にあまり響いてくる言葉がなかったという印象。読みやすい簡単な文章ではあるんだけど結構読み切るの辛かった。有名人のquoteをたくさん載せているんだけど著者の言葉として全然響いてこなかった。

  • こうありたい

  • 著者の吉岡秀人氏は、医師として単身でミャンマーにて医療活動を行い、今では国際医療団体「ジャパンミート」というNPOの代表をつとめ、さまざまな医療支援をされている方です。





    経歴だけみると頭もよく、行動力もあり、一般の人とは違う特別な存在のような気がしてしまいます。





    ですが本人いわく、小さいころは体も弱く、あきっぽくて勉強もできない子供だったそうです。ですが失敗しながらも自分に正直に“一歩”を踏み出し続け今があると語っています。





    そんな著者が、どうしても最初の一歩が踏み出せない、なかなか行動できない人に向けて情熱を込めたコトバを伝えてくれているのが本書です。





    行間も広く構成もしっかり考えられており大変読みやすく、50の言葉も胸に響く言葉ばかりです。





    この中で私の心に残った言葉がいくつかありました。


    まず、


    「STEP 09」 DREAM[夢]


    「夢があるから頑張る」じゃなくて、「頑張る人に、夢が与えられる」


    の章です。





    たしかに「夢」があってそれに向かって突き進んでいる人はどんな苦労もできますし、輝いて見えます。





    私もそうですが、自分が何に向いていて、何ができるのか。


    好きなことはそれなりにあるが、のめり込むほどではない。


    「夢」がある人を本当にうらやましく思ってしまいます。





    ですが「夢」は自分の心の中にちゃんとあると著者は語っています。


    それは小さな声で些細だから見逃してすぐに消えてしまうらしい。





    そうしないために心の声を聞いたらなんでもいいからすぐに行動を始めること、「これかな?」と思ったらその方向に向かって、とりあえず行動を起こしてみる。





    行動しないことには何も始まりません。やってみて自分に合わないダメだなと思ったらやめればいいだけだと教えてくれています。








    次に


    「STEP 37」 MISSION [使命]


    ミッションは、もともとあるのではない。


    やり続けるからミッションが発生する


    の章です。





    人生のかたちは「木」に似ているといいます。


    木の真ん中つまり幹がミッションで、そこからいろんな派生物つまり枝葉が出ているイメージです。





    ミッションへのアプローチ法は真ん中の幹から手に入れ、そこから枝葉へ広げるのではなく、逆からが正解だそうです。





    風に吹かれてよく揺れ、傷つきやすい小さな葉っぱの部分から始め、そこから枝に行き幹へたどり着くのです。





    自分のミッションが何だか分からない場合は、今あるできる事を全力でやり切ること、それをやることによってまた「新しい何か」が見えてくるのでしょう。





    そしてさらに「新しい何か」を発展的に取り組んでいく、それを繰り返すことにより、最初はボヤッとしか見えなかった自分のミッションがダンダンとはっきりし、自分のものとなっていくのではないのでしょうか。








    最後は


    「STEP 42」 WILL [意志]


    悩んでいる時間が一番もったいない。悩む時間を極力減らし、すぐに行動に移す


    の章です。





    「悩んでいるというのは、行動していない証拠です。行動していれば悩む暇などありません」という話を以前聞いたことがあります。





    たしかに、自分に当てはめて考えると、行動せずに悩んでばかりいる時期がありました。


    ですが、とりあえずの目標を見つけそれをやっている時は、悩みなど忘れてしまっていたように思います。





    それからは、心のバロメーターとして自分が悩んでいるなと感じた時は、何も行動していない時なので、何でもいいちょっとずつでも行動するように心がけています。








    本書の中に「一歩を踏み出した“先輩のコトバ”」として、各界の著名人の残した言葉が添えられており、それも成功した人ならではの重みのある言葉ばかりです。





    私が一番気に入ったのが、「壁は自分自身だ」という岡本太郎氏の言葉です。





    人はできない理由をあれこれ探して、自分を納得させていますが、そのできない事の最大の障壁となっているのは、外的要因ではなく本当は自分自身だと言っているのではないでしょうか。





    うーん、まさに真髄だと思いました。


    「周りが反対するからできない」


    →周りの気持ちを変えるべく、熱い気持ちで説得したか?


    「お金も、時間もないからできない」


     →お金を貯める努力、お金をかけずにできることを探したか?


      時間はよほどのことがない限りつくれるはずです。





    など考えてみるとキリがないのですが、自分の気持ち次第で変えられるものがほとんどではないでしょうか。壁というのは自分自身です。








    最初読んだ時はあまり気にも留めなかった言葉が、後日もう一度読んだ時には、心に響く言葉に変わっている。そんな本ではないでしょうか。





    手元に置いて何度でも読み返したい本です。読むたびに後ろからポンと背中を押して勇気を与えてくれるそんな良書だと思います。ぜひおすすめします。

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著者プロフィール

1965年、大阪府生まれ。1995年からミャンマー、2008年からはカンボジアでも活動。2004年、国際医療ボランティア団体「ジャパンハート」を設立。海外では、医療活動のほか、視覚障害者自立支援活動、エイズや貧困のため人身売買の危険にさらされている子どもたちの保護と養育施設「Dream Train(ドリームトレイン)」の運営、災害孤児の養育支援、学校での保健事業、医師・看護師育成事業などを行う。国内では、医療者が不足している離島や僻地に看護師を派遣する事業、がんの子どもや家族を支援する「スマイル・スマイルプロジェクト」などを行っている。2011年に発生した東日本大震災では緊急支援活動を行い、500名あまりの医療者やボランティアを派遣。同12月、宮城県石巻市に「NPO法人ジャパンハート こども・内科クリニック」を開業。現在でも、石巻・女川などの地域医療復興支援とともに、気仙沼市を中心に子どもの心のケアを継続している。『情熱大陸』(MBS毎日放送)などのテレビ出演のほか、講演会やイベント出演も多く、幅広く活動している.

「2012年 『命を燃やせ いま、世界はあなたの勇気を待っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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