コンサルタントの読書術 確実に成果につながる戦略的読書のススメ [Kindle]
- tyk publishing (2013年12月8日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (116ページ)
作品紹介・あらすじ
「速読術は不要」と言い切る著者による、コンサルタントの手法を応用した読書術。普通のスピードでも、ちゃんと読んだ本が身になる、実践できる、効率がよい。
最短の時間で、確実に、成果につなげるための、戦略的な読書の原則を解説します。コンサルタントが日々考えている、最短の時間で、最大のアウトプットを得る方法を、読書に応用したノウハウが書かれています。
読書ということにとどまらず、あなたの知的生産性をあげるための基本原則でもあります。
感想・レビュー・書評
-
多くの本を読む必要がある状況なので、今後どのように読書を進めていけば良いのか?道標となるような本を探していた。
結果として、今後読書をする上でぜひ活かしたい要素がたくさんあった。kindle unlimitedで読めるのも嬉しい。
・本を全て読む必要はない
・読む前から本を読んで何を知りたいのか?目的を持って読書をする
・アウトプットの方法は活かしたい内容によって変わるため、レポートを書くならレポートで書かなければいけない項目を事前に書き出し、そこに書ける内容を読んだりすると良い
・何かについて知りたいと思ったときに、少なくとも5冊の本を読む
・書いてある内容が雲雨傘のどこにあたるのか考えて読む
・読む本を絞るための方法として、ザッと本をめくり図があるか見る、著者の経歴と増刷数の期間を見る詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分が抱えていた「読書をしてもすぐに忘れて身にならない!」といった悩み解決への糸口になりました。
著書に記されている読んだあとのアウトプットや考える時間を作っていなかったことに原因があるな、と感じました。小説以外の本を読むときには何かしらの問題意識があって読むので、読でいる最中・後のことに意識を向けたいと思います。読んで終わりにせず実践に移します! -
■感想
本の分類を①成功本、②原理原則本、③トピック本、④教科書・教習書 とし、基本的に②原理原則本を選ぶべきという考え方に納得。
また、他の本でもたくさん語られているが、読書の目的を明確にすること、その本からなんのスキルを得たいのかをはっきりさせることが大事だと改めて感じた。
■今後の行動
・読書の目的をはっきりさせて、それに合致しない部分は思い切って読み飛ばす。 -
As is To Be思考、PDCAサイクルで読書し、インプットとアウトプットを同時に行う。まさにコンサルタントたる読書法だと思います。「読書の目的をビジネスで実践し活用することと定義して読む」としている著者の姿勢は見習わなければならないと思いました。というか、無意識的に行ってきたところはあるかもと、読んでいて思いましたので、今度は意識的に行うことで、加速度をもっとつけていきたいってことですね。でも、個人的に読書には、ハウツー系よりも、自己啓発的な、気付きや勇気、ヒント、解決策の糸口など、著者の言う定性的なものを求めている自分がいますし、実際読んでいる本の多くは、自己啓発本です。ゆえに両者のバランスをとりながら、自分のスタイルを確立していけたら一番ベストかもしれません。
-
読書の仕方だけでなく、コンサルタントの思考法を学べて、大変タメになりました。
「雲雨傘」の考え方は、一生使えるスキルです。 -
教養を高めるのための読書、感性を磨く読書、心を豊かにするための読書とは異なる、アウトプットのための読書がターゲット。
[more]
何を知りたいかを具体的に認識しておき、一転集中で本を読む。全部を読んでいる時間はないし、後で全く関係ないところで知りたかった情報に出会えるセレンディピティにも繋がる。
本は目的に沿いそうなものを何冊も買う。同じ主張が数冊の本に出て来ることでポイントが分かるから。何冊も買うといっても、本の選び方は重要。本の選び方について幾つかの方法が紹介されている。買う本のテーマも絞ってしまうのは最も時間がない時の手段で、時間があるときには乱読でセレンディピティに頼るのも良いと思う。
「雲雨傘(うんうがさ)」。曇っているという事実を元に、雨が降るかもしれないから傘がいるという思考をする。そして傘を持っていくという行動を起こす。読書では、述べられている雲雨の部分をきちんと理解する。特に雨の部分には自分の考えをぶつけながら読むことが大事。このプロセスは本に述べられている行動の部分の裏にある論理をしっかりと理解するということである。てっとり早やく行動の部分だけを鵜呑みにしてしまえば、後で実践する段階になってその意味や意義に疑問符がつき、身にならない。 -
本を読むことで仕事や趣味のパフォーマンスを上げたいのなら、総花的に読むのではなく、目的や問題を掘り下げ明確にし、辞書のように必要な情報だけを読めという教えが印象的。
ほとんどの本の9割そのときに必要のない部分とのことだったので、即実践した結果、この本は最後まで読みませんでした。 -
一冊の本を隅々まで読んで、すべての知識を吸収しようとしていないか?、ある分野の知識を得ようとした時に1冊だけ読んで満足していないか?など勉強系の本を読む時にやってしまっていることをズバリ指摘されている様で、ドキっとした。
効率よく目的の知識を吸収して、アウトプットしたり仕事で成果を出すための考え方、読書の仕方が書かれており、勉強になった。
読書前に自分がこの本を読む目的を明確にする、読書でのインプットとアウトプットを並行して行う、という所は特に実践したいと思った。
本書最初にも書いてあったが、仕事の本は効率よく読んで、それによってできた時間で好きな本を、たくさん読める様になりたい。 -
■レビュー
コンサルタントの方の頭の中を覗ける読書術本。
コンサルは全く知識の無い業界に対してアドバイスをする必要がある。(=短期間で顧客のレベルまで知識をつけないといけない。)
この背景から、生産性の高い読書術が生み出されているのだと思う。
同じテーマの本を10冊集中して読む。
10人の講師から授業を受けるように、1つの概念を10通りの表現方法から学ぶことが出来る。
結果として、1冊を熟読するより記憶に定着する。
■行動しようと思った内容
読書する時は目的を明確にする。
何のために読書をするのかを明確にした上で、それを満たす本を選ぶべき。
例)株を学ぼうと思い、FPの教科書を購入することはズレている。FP本の中に株式のことは記載があるが、それは一部でしかない。
株の売買をしたいのか、決算書類を理解できるようにしたいのか等、更に目的を掘り下げたうえで選書することが大事。