匣の中の失楽 (講談社ノベルス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 苦手な作中作という構成なので、実に読みにくかった。横溝正史なら中編で片付けてるような連続殺人事件に、本筋と関係ないウンチクを山積みして大長編にした作品。四大奇書の一冊という事だが、中井はともかく夢野や小栗と肩を並べるなんてとんでもない。

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著者プロフィール

竹本健治:
一九五四年兵庫県生れ。佐賀県在住。中井英夫の推薦を受け、大学在学中に『匣の中の失楽』を探偵小説専門誌「幻影城」上で連載。デビュー作となった同書は三大奇書になぞらえ「第四の奇書」と呼ばれた。
ミステリ・SF・ホラーと作風は幅広く、代表作には『囲碁殺人事件』『将棋殺人事件』『トランプ殺人事件』の「ゲーム三部作」をはじめとする天才囲碁棋士・牧場智久を探偵役としたシリーズや、自身を含む実在の作家たちが登場するメタ小説「ウロボロス」シリーズなどがある。近著に大作『闇に用いる力学』。

「2022年 『竹本健治・選 変格ミステリ傑作選【戦後篇Ⅰ】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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